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本項ではアーケードゲーム『ストリートファイター』と、PCエンジン移植版の『ファイティング・ストリート』について記述する。判定はどちらも「なし」。 ストリートファイター 概要 キャラクター システム 評価点 問題点 文字通りの「必殺」技 総評 その後の展開 余談 ファイティング・ストリート 概要(PCE) 特徴(PCE) 評価点(PCE) 問題点(PCE) 総評(PCE) 余談(PCE) その他の移植 ストリートファイター 【すとりーとふぁいたー】 ジャンル 格闘アクション 対応機種 アーケード 開発元 カプコン第二開発室 発売・開発元 カプコン 稼動開始日 1987年8月30日 判定 なし ポイント 伝説的シリーズの記念すべき第一作目は実はマイナーだった文字通りの「必殺」技海外では乱入対戦によって人気を博した ストリートファイターシリーズリンク 概要 後に対戦格闘ゲームの一大ブームを巻き起こした現在も続く超人気シリーズ『ストリートファイター』の第1作目。 キャラクターが選択できない、投げが出来ないなど後のシリーズとシステムが大きく異なり、『イー・アル・カンフー』のような純然たる面クリア型アクションの趣が強い作風となっているが、1vs1の対人格闘というゲーム性の基礎は本作で既に掲示されている。 キャラクター + ... プレイヤーキャラクター 隆(リュウ) 1P側のキャラクター。必殺技は「波動拳」「昇竜拳」「竜巻旋風脚」。赤髪黒眉毛。本作のみ赤色の靴を履いている。 拳(ケン) 2P側のキャラクター。性能は隆と同じ。金髪黒眉毛で裸足。 敵キャラクター(いずれもCPU専用) 日本 烈(レツ) 剃髪していて、僧のような風貌をしている。かつては少林寺拳法の師範だったが、私闘を繰り返したために破門にされた破戒僧。飛び蹴りが得意。 激(ゲキ) 忍者。忍術の強さを証明するために戦う。鉄の爪を片手にはめている。手裏剣攻撃と微塵隠れの術(テレポート)が得意技。 アメリカ ジョー 裏マーシャルアーツ界のチャンプである白人ファイター。ローリングソバットが得意技。 マイク 元ボクサーの黒人。試合中に対戦相手を殺害したため、ボクシング界から追放された。得意技のボディーブローはすさまじい威力を誇る。 中国 李(リー) 中国拳法家。真の格闘家と認めた人物としか戦わない。動きが素早く、ダッシュから繰り出す正拳突きが強力。 元(ゲン) 殺し屋。逆立ちして繰り出す蹴りなど独自の暗殺拳を使う。 イギリス バーディ(*1) パンクファッションの大男。酒場の用心棒をしている。ヘッドバットが得意技。本作では「投げ」の概念がないのでまだ腕にチェーンを巻いていない。 イーグル 成金貴族の用心棒をしており、2本の棍棒を武器とする。スピンアタック(後のマンチェスターブラック)が得意技。 タイ アドン タイ代表のムエタイ使いで、サガットの一番弟子。得意技は宙返りからのカカト落とし(後のジャガーキック)。 サガット ラスボス。タイ代表のムエタイ使いで、隻眼で長身のムエタイチャンピオン。得意技のタイガーアタック(後のタイガーショット)は波動拳を上回る威力を誇る。 システム パンチングゲームと融合したような体感ゲーム。 アップライト筐体として世に出た第1作目は攻撃ボタンに圧力センサーが内蔵されており、パンチとキックそれぞれのボタンを押した時の強さによって攻撃の威力が変化する。 正確にはボタンは押すというよりもコブシを握り締めて叩くという表現が適切で、ゲーム説明のイラストでもそのように表現されている。 クセのある攻撃モーション。 攻撃ボタンを押せば瞬時に攻撃するのではなく、動きがワンテンポ遅い(*2)。この仕様では細かな読み合いなど出来るはずもなく、概ね大味なゲーム性となった主原因である。 後にテーブル筐体も出回り、体感ゲーム機としての印象は抑えられた。攻撃は2ボタンから、パンチ・キックそれぞれに弱・中・強を割り当てた6ボタンになっている(*3)。なお、圧力センサー版の仕様を引き継いだためか、攻撃はボタンを押して離した瞬間に入力が成立するようになっているため、「押したままでは攻撃が出ない」ことに注意。後作のコマンド入力判定はこの名残か。 体力ゲージを0にすると、生き残った側がラウンドを得る。一度では勝利(ステージクリア)にはならず、規定のラウンドを先取することで勝敗を決する。 本作は2ラウンド先取制で固定(1試合につき3ラウンドまで)。引き分け時の両者ラウンド取得はないが、3ラウンド目で引き分けた場合はすでに1ラウンドを取得していた方が勝利・取得ラウンド数が同じの場合は両者ゲームオーバー(CPU戦はCPUの勝利扱い)。 本作のみ、体力ゲージはプレイヤー・対戦相手ともに画面上部の中央に表示され、どちらも右から左に向かって減っていく。 相手の攻撃はレバーを後ろ側に入れるとガードし、受けるダメージを無効化または軽減する事ができる。 本作の魅力と特徴の一つである必殺技。 一定のコマンド入力。特定の手順でレバーを入力した後、攻撃ボタンを押す事で必殺技が発動する。 1Pは隆、2Pは拳で固定され、それ以外のキャラクターはCPU専用。 隆と拳は胴着の色や髪、表情や靴の有無が異なるが、性能はまったく同じ。また、キャラクター別にストーリーが用意されている訳でも無い。 拳で1人プレイをする場合は必ず対戦して勝たなければならない。また、ボーナスステージの「瓦割り」と「ブロック割り」は両者ともキャラクターの色が違うのみの同じグラフィックである。 評価点 対戦格闘ゲームとしての根幹が既に出来上がっている。 弱中強のパンチ・キックの6ボタンというシリーズ共通の攻撃システムから、2ポイント先取の体力制・ガードや必殺技の概念といった対戦格闘ゲーム全般に通ずる基本システムまで、本作品の時点で既に搭載されている。入力システム等に難はあるものの(後述)、現在まで大きく形を変えることなく多くのシステムが継承され続けているという点では評価に値すると言えよう。 問題点 分厚いゴム製ボタンでのプレイでは、プレイに熱が入りがちなこともあって叩いた衝撃が手に伝わりやすく、ゲームプレイ後も痛くなるほど。 ボタンのあまりの頑丈さに外国人仕様などと巷では囁かれた。ちなみに筐体はアタリゲームズが担当。 1Pは常に左側。アップライト筐体のコイン投入口は2つ存在し右左どちらのコントローラーを使っても構わないが、1人プレイ時は必ず左配置となる。 そのため右配置でプレイする場合はわざわざ対戦プレイする必要があり、お金も2倍取られる。 対戦プレイ(特にアップライト筐体)は入力のし易い左側でのプレイが有利とされ、勝敗を左右する要因にもなっている。 文字通りの「必殺」技 想像を絶するほどの判定のシビアさ いざ繰り出すことができれば文字通り「必殺」と呼ぶに相応しいほど高い威力を誇り、ヒットすると全体力の4割以上を減らす(*4)。その威力に合わせた入力判定の厳しさに納得が出来る。 テーブル筐体版の昇竜拳に至っては全身無敵になる。昇龍拳が無敵になるシリーズ作は多いが、本作は昇竜拳後の着地まで無敵(*5)。しかも初段が下段。 対してCPU側のそれも非常に脅威である。弱攻撃並のスピードでこちらの強攻撃を上回る威力を誇り、サガットの飛び道具「タイガーアタック」(後のタイガーショット)に至っては全体力の8分の5も減らす。CPUであるため入力ミスなどあるはずも無い。 必殺技を容易に出せるまでは尋常ならぬ難易度を誇るが、逆に思い通りに必殺技が出せるようになると途端に難易度が激減する。とはいえ、コマンドを1回入力しただけでは出ない事が多く、繰り返し入力して運頼みのケースも多い。 しかし、サガットの膝蹴りで3割強減ることもあれば6割強減ることもあったり、昇竜拳と竜巻旋風脚に至っては1回で3ヒットし相手を即KOさせるといったこともある。これは攻撃判定の消費・切り替わりという概念がなく、喰らい判定が触れている間ヒット処理が繰り返されるため、本来1ヒットのはずが2回以上ヒットしてしまう事が原因であると思われる。 なお、その後の調べで、ソフトマンがいい加減だった為こういう事になっていたと発覚した。 総評 『ストリートファイター』シリーズ記念すべき1作目だが、流石にそのゲームバランスは大味の一言で、お世辞にも誉められたものでは無い。 だが、この時点で既に対戦格闘ゲームとしての下地がある程度備わっている事に着目したい。これに『ファイナルファイト』のキャラクター選択や基盤となった要素を導入し、より操作性などを重視した改良を施す事で『ストリートファイターII』が出来上がるのだ。 「特定のレバー操作直後にボタンを押すことで必殺技が出る」という要素は本作によって誕生し、結果、全ての格闘ゲームは今もなお本作の影響下にあると言っても過言ではない。また、1レバー6ボタンというのは当初こそ本作のための特殊なコントロールパネルにすぎなかったが、後にストIIの大ヒットにより業界の標準となった。 ゲーム史の中で対戦格闘ゲームというジャンルの誕生とそれに伴う一大ムーブメントの源流として、大きな意義ある作品である。 その後の展開 本作の後、カプコンUSAから続編の要望を受けて1989年にベルトスクロールアクション『ファイナルファイト』が登場することになる。 当初の仮題は『ストリートファイター 89』であったが、ゲーム性が異なることからネーミングで非難を受け、その後タイトルが『ファイナルファイト』に変更された。 また、1990年には同じく本作をタイトルに冠したアクションゲーム『2010 ストリートファイター』も登場した。北米版は本作で優勝した数十年後のケンが主役だが、国内版は無関係なSF作品となっている。 その後、1991年に「対戦型格闘ゲーム」としての続編であり世界的大ヒット作となった『ストリートファイターII』が登場し、同作は格闘ゲームジャンルを代表する作品となった。 なお、『I』を企画した西山隆志はカプコンを離れており『II』の制作者ではないのだが、その西山はSNKに移籍して『餓狼伝説』と『龍虎の拳』を手がけており、90年代の格闘ゲームの二大巨頭であったカプコン・SNKともに西山が大きく関わった事になる。 『餓狼伝説』の主人公であるテリー・ボガードは本作『I』のタイトル画面に登場し壁を破壊していた「謎の男」を原型としているとのこと。 さらに西山はその後、旧SNK倒産の折にスタッフを率いてゲーム製作会社のディンプスを立ち上げたが、ディンプスは後に『ストリートファイターIV』の開発に関わる。 2022年『ストリートファイター』シリーズ35周年を記念して、これまでの商品ではおまけ的な扱いだった今作の音楽がはじめて単独のサウンドトラックとして発売された。 余談 リュウ(隆)の髪が赤いのは「己を鼓舞するために赤く染めていた」との事。(ソースは『ストリートファイターII』が出た当時にカプコンが出していた情報誌より) リュウ(隆)の靴は後のシリーズでは脱いでから戦うようになったのだが、元から裸足であると思われてしまい「靴を買う金もないほど貧乏である」と誤解された。 後の作品でも彼の貧乏ネタが拾われることがあるが、実際にはそれなりの金は持っているらしい。『ストリートファイター6』では、「大会賞金などをケン(拳)が代わりに受け取ってくれて、ケンが作ってくれたブラックカードの中に食うに困らないだけの金がある」ことが明かされ、貧乏ネタには決着がついた。(ファミ通で行われた、ストリートファイターシリーズ特集の際に掲載された「リュウとガイルの対談」によると、家も持っているとのこと)。 激は、詳細な時期は不明だが、『ストリートファイターV』の時点では戦いに敗れ故人となっていることが公式ブログで明らかにされた。ただし世襲制ということで二代目「激」の存在も発表されている。 マイクは後のシリーズの登場人物「M.バイソン」と名前や姿が似ており、公式でも同一人物扱いされていたり違っていたりとブレていたが、現在は別人と明確に設定された。 李は本作以外には参戦していないが、『ストリートファイターIII』以降に参戦しているユンとヤンの親戚であり、彼らの主力技「雷撃蹴」の生みの親ということになっている。またユンの必殺技である「絶招歩法」に似た前進突撃突きを使う。 『II』以降登場の中国人キャラクターである春麗には「大人(ターレン)」の尊称で呼ばれている。 サガットには次作以降では胸に大きな傷がついているが、これは本作のラストバトルでリュウから受けた昇竜拳によるものである。その為、本作では胸に傷がない。 本作初出の敵キャラクターの内、サガットは『II』に続投してシリーズの代表キャラクターになり、アドンとバーディーは『ZERO』で、元は『ZERO2』でプレイヤーキャラクターとして復活。イーグルも『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』にプレイヤーキャラクターとして参戦し、携帯版『ZERO3』で本編復帰を果たす。 また、未参戦キャラクターでも烈は『II』のドラマCDに、激はアメリカンコミックに登場(*6)、李は漫画『さくらがんばる!』に登場しているほか『ストIII』に関連キャラクターが登場しているなど、わずかではあるがキャラクターそのものが出演したり、設定上で後のキャラクターと関連性があったりと、忘れられずに使われていた。近年まで完全に忘れられていたキャラクターもいるが。 なお上記の烈は『CAPCOM FIGHTING Jam』の初期段階において、ドットを新規に作製して初代枠代表として参戦する予定があったが、残念ながら初代枠そのものが白紙になり叶わなかった。なお立ち状態のドット絵のみ公開されているが、後の作品に参戦した他キャラクター達は個性を強く付け足した者が多い中、烈は筋肉が盛り上がってるくらいで見た目はほぼそのままである。 『IV』シリーズ公式ブログにおいて「バイソンとおそらく同一人物である」と言われていたマイクは『V』の公式ホームページの「キャラ図鑑」で明瞭に別人と設定され、もはや忘れ去られた存在になっていたジョーもその後の動向が語られている。 パンチボタンがかなり重く外国人向けなどと言われていたが、実際北米では日本以上のヒットを記録した。日本では知らない人同士の対戦などほぼありえなかったが、アメリカでは気軽に知らない人に乱入して対戦するということがよくあったという。 設置店では学生らには人気だったこともあり、大会が開かれた事があるが、多くの店舗にて失敗談として「大会前に圧力ボタンを新調したらクレームになった」と語られたそう。 よって、2回目以降は「程よく使い込まれた状態で開催」「日頃から1P2Pでローテーション」「大会では1P2Pを交互に入れ替わる」等工夫される様になっていった。(*7) なお、スコアではなく「ゲームを介しての互いに対戦」での大会はおそらく今作が最初だと思われる。(*8) 大会内容も先述の文字通りの必殺技の項目もある様に「技が出た方が勝ち」に近い内容が多かった。 圧力センサー版筐体が高価なこともあり、汎用のテーブル筐体でもプレイ可能にするために「弱/中/強のパンチとキックを全部別々のボタンに振り分けた6ボタンコンパネ」バージョンも販売された。 当時としては普通ボタンは多くて3つ程度だったのと比べてぶっちぎりのボタン数であるが、これも『ストII』でそのまま採用されてからは家庭用ゲーム機のコントローラーの仕様までこれに合わせて変更されるほどのブームにつながっていった。 『ストII』発売当初は、この『ストI』版のコンパネで稼働しているテーブル筐体もよく見受けられた。 海外版では必殺技の名称がそれぞれ次のようになっている 波動拳→「Psycho Fire」、昇竜拳→「Dragon Punch」、竜巻旋風脚→「Hurricane Kick」ゲーム中のボイスもこの名称で発音される。AC版では日本と名称が共通になったのは『ストII』からだが、後述するPCエンジン版では海外版でも日本語ボイスとなっていた。 + 開発秘話 http //www.nicovideo.jp/watch/sm32410457 PCエンジンへの移植以前に8ビット機(機種名は伏せられているがおそらくファミコン)への移植する計画があったが、発売に至らなかったことが『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』内のシリーズヒストリーに記されており、画面写真が1枚だけ収録されている。 他にも『ストライダー飛竜』と『ラッシュ クラッシュ』もFCに移植される予定だったが、どちらも発売されなかった。ただし『ストライダー飛竜』は海外のみ発売された。(*9) ファイティング・ストリート 【ふぁいてぃんぐ・すとりーと】 対応機種 PCエンジン CD-ROM2 発売元 ハドソン【Wii】カプコン 開発元 アルファ・システム 発売日 1988年12月4日 価格 5,980円 配信 バーチャルコンソール【Wii】2009年10月6日/800Wiiポイント 判定 なし 概要(PCE) ハドソンからPCエンジンCD-ROM2ソフトとして『ファイティングストリート』のタイトルでリリースされた(*10)。CD-ROM2のローンチソフトの一つであり、開発はPCEと縁の深かったアルファ・システムが担当している。 同日発売であった『No・Ri・Ko』と共に、CD-ROMを使った家庭用ゲームは世界初となる。 特徴(PCE) クレジットは有限だが、ボーナスステージでパーフェクトを出すとクレジットが1つ増える。 方向キーいずれか一方向とセレクトボタンを押すだけで三種の必殺技が出せる裏技がある。当然ながらこれを使うと非常に簡単なゲームになってしまう。 この裏技を使うためには、事前にハイスコアの入力画面でとある3文字を入力した上で、さらにタイトル画面でコマンドを入力する必要がある。そのためあくまでも隠し要素の救済措置に過ぎない。 他に、入力する文字を変えることで「クレジット数が7に増加」「ステージセレクト実行可能」「3種類の効果が全て有効」の4種類がある。 評価点(PCE) 移植度は当時の基準から見ても非常に高く、圧力センサーによる攻撃威力の変化をPCEコントローラーのボタンを押す長さで再現している。また特徴的な必殺技の出にくさもしっかり反映されている。 CD-ROM2ソフトだけあって、BGMに関しては大幅にアレンジ。今聞いても全く聴き劣りしない。 問題点(PCE) キャラクターが圧縮気味。 対戦外の時間が長くなっている。 BGMはアレンジ版のみで原曲は未収録であり、ゲームプレイ中に変更することができない。 忠実な移植を目指しつつ原曲を選べないというのはいささか片手落ちと言える。 総評(PCE) アーケード版の操作性自体あまりよろしく無かったが、家庭用でありがちな更なる動きの劣化といった問題はほぼなく、そこにBGMのアレンジも加わってより迫力ある雰囲気が強められて良移植と言っていい出来具合となっている。 余談(PCE) 本作は初の家庭用ゲーム機のCD媒体でのアーケード移植作であるが、「忠実な移植を目指しつつ音楽はアレンジが加えられる」という点はファンサービスと言えるが、「原曲も収録して選べるようにするという配慮がなされない」という点は、他社や他メーカーのアーケード作品のCD媒体への移植作品でもよく見られるようになった。 楽曲含めたアーケード版の忠実移植が主流となるのはおよそ90年代中期以降のこととなる。 これについては版権上の都合もある。先に原曲がCD化して発売されるとCD-ROMの音声トラックにも版権が及び、使用するのに二次ライセンスが必要になるため。 その他の移植 国内未発売として、Amiga500他に移植されている。Tiertexが移植を務めたが、必殺技が丸ごと削除されていたり、一部のハードでは動きがとてももっさりになるなど、移植度はあまり高くない。 こちらも国内未発売だが、海外版Xbox/PS2用ソフト『CAPCOM CLASSICS COLLECTION Vol.2』やPSP用ソフト『CAPCOM CLASSICS COLLECTION REMIXED』にも収録されている(もちろんAC版の移植であり、上記PCE版とは無関係)。 Xb/PSP版は国産の本体でも起動可能なので、海外ソフトを扱う通販ゲームショップなどで購入すれば遊ぶ事が可能だが、Xb版は海外における同ハード最後のソフトだった為、プレミアが付いている。 Wiiのバーチャルコンソールにも配信されていたが、2019年1月31日にバーチャルコンソールがサービス終了したため、既に購入はできない。またVC版ではメーカーがカプコンに変更されている。 国内での初代ストリートファイターの移植は長年に渡り『ファイティングストリート』のみだったが、2018年10月25日に発売されたカップリングソフト『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』に本作のアーケード版が収録された。 2022年7月22日発売の『カプコンアーケード 2ndスタジアム』にも本作アーケード版が収録されている。こちらでは単品購入も可能。
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ストリートファイターシリーズにおける年表(ストリートファイターシリーズにおけるねんぴょう)では、カプコンの格闘アクションゲーム『ストリートファイター』シリーズにおける架空の出来事を年表形式に掲載する。この世界の出来事は現実の時間軸に沿って展開する設定になっており、以下の年代表記は西暦である。 また、世界観が同じ作品の『ファイナルファイト』シリーズと『マッスルボマー』シリーズの出来事も記述する。 年表 1940年代 1943年9月3日 マイク・ハガー生まれる。 1950年代 1952年11月22日 ダルシム生まれる。 1955年7月2日 サガット生まれる。 1956年6月1日 ザンギエフ生まれる。 1959年7月21日 サンダー・ホーク生まれる。 1960年代 1960年11月3日 エドモンド本田生まれる。 1960年12月23日 ガイル生まれる。 1961年 シャドルーによるサンダーフット族襲撃事件発生。 1964年7月21日 リュウ生まれる。 1965年2月14日 ケン生まれる。 1965年8月12日 ガイ生まれる。 1965年10月31日 ディージェイ生まれる。 1966年2月12日 ブランカ生まれる。 1967年1月27日 バルログ生まれる。 1967年4月18日 コーディー・トラバース生まれる。 1968年3月1日 春麗生まれる。 1968年9月4日 マイク・バイソン生まれる。 1969年4月23日 フェイロン生まれる。 1970年代 ブランカの乗った飛行機がシャドルーの暗殺計画による飛行機事故にカモフラージュした爆破事件に巻き込まれる。 1970年 サガットが15歳でムエタイ世界一決定戦でチャンピオンになる『ALL ABOUT ストリートファイターZERO』スタジオベントスタッフ。 1971年 豪鬼による轟鉄殺人事件発生『ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム 1987-2000』スタジオベントスタッフ。 ゴウ(ダンの父)とサガットがムエタイで勝負する。 1973年8月28日『ファイナルファイト2』のキャラクタープロフィールは誕生日のみ表記されているが、マキとハガーは30歳の年齢差があるため。 源柳斎マキ生まれる。 1974年1月6日 キャミィ生まれる。 1975年 フェイロンがカンフーの修業を開始する。 1980年代 剛拳とベガが勝負する『ALL ABOUT ストリートファイターZERO』スタジオベントスタッフ。 1983年 クラッシュ・カーニバル開催(『マッスルボマー』)。 ヒートアップスクランブル開催(『マッスルボマーDUO』)。 1984年 インターナショナル・ブロウアウト開催(『スーパーマッスルボマー』)。 1986年 春麗(当時18歳)、ICPO捜査官になる[1]。 1987年 リュウがサガットを撃破する(『ストリートファイター』) マッドギアによるジェシカ誘拐事件が発生し、ハガーとコーディーとガイによりマッドギアが壊滅する(『ファイナルファイト』)『ファイナルファイト』シリーズの正史では1989年。なお、この4年後に源柳斎誘拐事件が発生(『ファイナルファイト2』)。。 アドンがサガットから離反する(『ストリートファイターZERO』および『ZERO2』)。 サガットとバーディーがシャドルーに加入する(『ストリートファイターZERO』および『ZERO2』)。 春麗が元と初めて出会う(『ストリートファイターZERO2』)。 1988年 コーディーがマッドギア幹部エディ・Eの罠によって逮捕される(『ファイナルファイトリベンジ』)。 サイコドライブ始動(『ストリートファイターZERO3』)。 マキが武神流の正統伝承者になるためにガイの行方を捜す(『ストリートファイターZERO3』)。 イングリッドがベガに奪われた「紋章」を捜索する(『ストリートファイターZERO3』)。 キャミィがイギリスで記憶喪失して、デルタレッドにより保護される。 1989年 アベルがナッシュに救出される(『ストリートファイターIV』)[2]。 1990年代 1991年 『世界格闘選手権』開催(『ストリートファイターII』)『ストリートファイターIIIファンブック』ゲーメスト、新声社。 1994年 ベガがバイソンやバルログとともにシャドルー復活計画を目論むが、セスが謀反を起こす(『ストリートファイターIV』)。 1995年 スカルクロスによるメトロシティ市警襲撃事件勃発。ハガーとガイはスカルクロス鎮圧に赴く(『ファイナルファイトタフ』)。 1997年 アレックスが彼の後見人であるトムの敵をとるため旅立つ(『ストリートファイターIII』シリーズの『1st』および『2nd』)。 1998年 アレックスが再び旅立つ(『ストリートファイターIII 3rdストライク』)。 2000年代 2006年 コーディー誘拐事件発生(『ファイナルファイトストリートワイズ』)。 脚注・出典 Template 脚注ヘルプ Template Reflist Template StreetFighter Template Videogame-stub Template デフォルトソート すとりとふあいたしりすにおけるねんひよう
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▽タグ一覧 CAPCOM アメリカ アーケードゲーム インド ゲーム素材 タイ ナレーター ブラジル ヨガ ロシア 中国 格闘ゲーム 爪 相撲 虎 音MAD素材 ニコニコで【ストリートファイターⅡ】タグを検索する ニコニコで【ストⅡ効果音ソングシリーズ】タグを検索する 概要 1991年にカプコンから発売されたアーケード用対戦格闘ゲーム。 吹いたら国へ帰るんだな リュウ 日本 昇竜拳 ケン アメリカ 春麗 中国 ヤッター ザンギエフ U.S.S.R.(ソ連) エドモンド本田 日本 ダルシム インド ヨガファイア ガイル アメリカ 吹いたら国へ帰るんだな ブランカ ブラジル M.バイソン アメリカ バルログ スペイン ヨロレイヒー ANNYUI姉貴経由で風評被害を受け、クッキー☆動画にも出演する。 サガット タイ たい(´・ω・`)らん タイガー
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STREET FIGHTER FIGHTING STREET 機種:AC, PCE,PS2・PSP(日本未発売), NS, PS4, Xbox1, Win 作曲、効果音、サウンドプログラム(AC) (*1):坂口由洋 (YUUKICHANS PAPA) ミュージックプロデューサー(PCECD):中神紀之 サウンドディレクター(PCECD):笹川敏幸 (TOSHI SASAGAWA) 編曲者(PCECD):SHOFUKU (福田裕彦、生方則孝) 開発元:カプコン(AC)、アルファ・システム(PCECD) 発売元:カプコン(AC)、ハドソン(PCECD) 発売年:1987年8月(AC)、1988年12月4日(PCECD) 概要 世界中に格闘ゲームブームを巻き起こした、言わずと知れた格闘ゲーム人気シリーズの初代作品。 PCエンジンCDへの移植の際には『ファイティング・ストリート』というタイトルに変更して発売された。 同時発売の『No・Ri・Ko』と並び、世界初のCD-ROM用のゲームソフトとしても有名。 BGMは全てCDからの再生の生音となり、豪華なアレンジが施されている。 2022年8月、シリーズ35周年記念として、はじめて単独サントラCDが発売された。 (次作:ストリートファイターII) 収録曲 (ゲーム進行順) 曲名 (アルファレコード) 曲名 (英語) 補足 順位 Insert Credits STAGE SELECTステージ・セレクト Stage Select COURSE SELECT GAME STARTゲーム・スタート Versus V.S Round Start 対“激”(日本・少林寺)TAI"GEKI" (*2) Retsu (Japan) JAPAN RETSUステージ STAGE CLEARステージ・クリア What Strength! 勝利 対“烈”(日本・忍者)TAI"RETSU" (*2) Geki (Japan) JAPAN GEKIステージ 第3回538位(PCE)格闘ゲーム219位(PCE) BONUS STAGE(ブロック)ボーナス・ステージ Bonus Stage 1 -Breaking Bricks JAPAN/U.S.A (選んだ方)、CHINAクリア後のボーナスステージ 対MIKE(アメリカ・マーシャルアーツ)TAIマイク (*3) Joe (USA) U.S.A JOEステージ 対JOE(アメリカ・ボクサー)TAIジョー (*3) Mike (USA) U.S.A MIKEステージ BONUS STAGE(板割り)ボーナス・ステージ Bonus Stage 1 -Breaking Boards JAPAN/U.S.A (選ばなかった方)、ENGLANDクリア後のボーナスステージ 対“季”(中国・万里の長城)TAI"LEE" Lee (China) CHINA LEEステージ 対“元”(中国・街)TAI"GEN" Gen (China) CHINA GENステージ 対BURDIE(イギリス・モヒカン)TAIバーディー Birdie (England) ENGLAND BIRDIEステージ 対EAGLE(イギリス・古城)TAIイーグル Eagle (England) ENGLAND EAGLEステージ 対ADON(タイ・夕日)TAIアドン Adon (Thailand) TAILAND ADONステージ 対SAGAT(タイ・ラスト)TAIサガット Sagat (Thailand) TAILAND SAGATステージ ラストバトル348位(PCE) 最終DEMOSAISHUデモ The Strongest Street Fighter in the World! エンディングやられ顔ギャラリー STAFF ROLLスタッフ・ロール Staff Roll STAFF NAMINGネーミング High Scores NAME DISPLAYディスプレイ Ranking RANKING BEST 10『サウンドBOX』には収録なし CONTINUEコンテイニュー Defuse the Bomb! CONTINUE実際にはアルファレコード版に収録なし A Challenger Appears! HERE COMES A NEW CHALLENGER GOOD LUCK! サウンドトラック カプコン・ゲーム・ミュージック VOL.2 ストリートファイター25周年 サウンドBOX ファイティング・ストリート PCエンジンCD-ROM²用ソフト。 CDプレイヤーで再生することでアレンジ楽曲を聞くことが出来る ストリートファイター オリジナル・サウンドトラック シリーズ35周年記念サウンドトラック第一弾。 初収録曲を含むアーケード版音源・全23曲+ボイスコレクションを収録
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ストリートファイターIV 概要 特徴 キャラクター 格闘ゲームとしての特徴 バランス総評 評価点 賛否両論点 問題点 CS機版 スーパーストリートファイターIV 概要(スパIV) 特徴(スパIV) スーパーストリートファイターIV アーケードエディション 概要(AE) 特徴(AE) 問題点(AE) ウルトラストリートファイターIV 概要(ウルIV) 特徴(ウルIV) 問題点(ウルIV) 総評 余談 ストリートファイターIV 【すとりーとふぁいたーふぉー】 ジャンル 格闘ゲーム 対応機種 アーケードプレイステーション3Xbox 360Windows Vista 使用基板 【AC】Taito Type X2 販売元 カプコン 開発元 カプコンディンプス 稼働開始日 【AC】2008年7月18日 発売日 【PS3/360】2009年2月12日【Win】2009年7月2日 価格 【PS3/360】8,390円【Win】7,340円 レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 なし ポイント 久々のシリーズ新作どちらかと言えば保守的な作り格闘ゲーム界隈の活性化に貢献 ストリートファイターシリーズ 概要 『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』より約10年を経てリリースされた、シリーズナンバリング第4作。 グラフィックは3Dとなったが、ゲーム性は2Dのまま。言わば『ストリートファイターEX』と同様の形式である。 初心者救済として実装されたブロッキングにより競技性の低下が余儀なくされた『3rd』への反省から『ストリートファイターII』への原点回帰を掲げた本作は、旧来のプレイヤーを再び集められる対戦ツールを目指して製作され、技術介入度が必要な操作からシンプルで比較的入力難度が高くなくそれでいて強いキャラ等を用意しており、それらを駆使し駆け引きを楽しむことができるシステムが採用された。 一方で、当時の格ゲー界における先端的なシステムも組み込まれ、格ゲー初心者には取っ付き易く、熟練者にも遊び甲斐を感じさせる、非常に間口の広い仕上がりとなった。 CS機版の発売を機に対戦熱が一気に上昇した。 わかり易い駆け引きと奥深さによって対戦人気・プレイ人口は圧倒的で、2010年代の格闘ゲームシーンを牽引した。 その後バージョンアップ版『スーパーストリートファイターIV』が稼働。 この作品からさらに「ARCADE EDITION」⇒「AC ver.2012」とバージョンアップされている。 2014年から最終作『ウルトラストリートファイターIV』に移行し、キャラクターや新要素が追加された。 特徴 「原点回帰」を謳っただけあって、基本的には『ストリートファイターII』がベース。しかし、投げのシステムやEX必殺技などは『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』のものを輸入している。 パワーゲージであるスーパーコンボゲージは4分割されており、1ブロック(25%)消費することで必殺技の強化版であるEX必殺技を、4ブロック(100%)消費することで超必殺技のスーパーコンボを出すことができる。 目玉となる新システムは「ウルトラコンボ」「セービングアタック」の2つ。 ウルトラコンボ ダメージを受けることで溜まっていくリベンジゲージが一定以上溜まることで、派手な演出を伴う超必殺技が使える。使用すると溜まったリベンジゲージを全て消費し、消費量に比例して威力が上がる。下記のスーパーコンボと違い、通常技や必殺技からキャンセルは出来ない。 スーパーコンボゲージを全て消費して使う「スーパーコンボ」も併存しており、こちらは通常技や必殺技からキャンセルで出せる。 当初ウルトラコンボは、リュウの場合、スーパーコンボは「真空波動拳」でウルトラコンボは「滅・波動拳」とどちらも飛び道具と、スーパーコンボの上位版という位置づけだった。『スーパー』からウルトラコンボは2種類になり、キャラクター選択後にどちらかを選択することとなる。 セービングアタック 『ストIII』における「ブロッキング」に相当する、『ストIV』独自の防御システム。 入力すると「セービング状態」に移行し、ボタンを押し続けている間はアーマー状態になり、一発だけ攻撃を受け止めることが出来る。この時のダメージはリカバリアブルダメージとなり、一定時間相手の攻撃に触れない事で回復していく。さらにスパコン・リベンジゲージも普通にガードするより多く溜まる。 ボタンを離すことで「セービングアタック」を繰り出し、溜めた時間によっては相手にヒットすると無防備な膝崩れ状態にすることができ、追撃で大技を決めるチャンスになる。 セービング状態、もしくはセービングアタックが相手に触れると前後のダッシュでキャンセルする事が出来る。これによって読みが外れた場合は解放せずにバックステップでフォローしたり、ヒットした場合より強力な追撃を仕掛けるために前方ダッシュしたり、飛び道具を受け止めてゲージを溜めつつ接近するなど、幅広い使い道がある。 シビアなタイミング合わせがなくハードルが低い反面、成功すればほぼ反撃可能だったブロッキングと違いそこまで強力なシステムではない。 攻撃の出がそこまで早くなく、受け止めた技によっては確定ヒットしない、一発しか受け止められないため弱攻撃連打やEX必殺技などに弱い、無消費の必殺技にもセービングで防ぐことの出来ない「アーマーブレイク属性」になっている技がある(多くの場合は突進技あたりがこれ)というように、対抗策も多い。このためカウンターに使うのであれば「相手の技」まで読んで繰り出せなければならない。 スーパーコンボへのキャンセルが可能な通常技・必殺技はセービングアタックでのキャンセルにも対応しており、この際スーパーコンボゲージを2ブロック(50%)消費する(EXセービングアタック)。 EXセービングアタックの性能はアーマーがない以外普通のセービングと同じ。 キャラクター 使用キャラクターは最新作の時点で総勢44人のシリーズ一の大世帯となった。『II』シリーズのキャラクターと『IV』オリジナルの新キャラクター以外にも『ZERO』シリーズや『ストIII』シリーズのキャラクターも多数登場している。 最初は『ストII』シリーズの12人と『ストIV』からの新キャラクターが4人、隠しキャラクターの豪鬼を含めた計17人。家庭用でCPU専用キャラクターをプレイアブル化した2人+新規追加キャラクター6人、『スーパー』で10人、AEで4人、『ウルトラ』で5人が追加。 本作以前では登場キャラクターの担当声優は作品によってまちまちであったが、本作以降はゲスト出演でもほぼ固定となっている。 + 登場キャラクター一覧 本作からの新登場キャラは太字表記。 初代から参戦 リュウ ケン 春麗 ガイル エドモンド本田 ブランカ ザンギエフ ダルシム マイク・バイソン バルログ サガット ベガクリムゾン・ヴァイパー アベル エル・フォルテ ルーファス ボスキャラ セス 剛拳 豪鬼(隠し) 家庭用追加キャラ フェイロン ダン さくら キャミィ ローズ 元 『スーパー』追加キャラ ジュリ ハカン サンダー・ホーク ディージェイ コーディー ガイ まこと ダッドリー いぶき アドン 『AE』追加キャラ ユン ヤン 殺意の波動に目覚めたリュウ 狂オシキ鬼 『ウルトラ』追加キャラ ディカープリ ヒューゴー ポイズン ロレント エレナ + 本シリーズからの新登場キャラクター 『ストリートファイターIV』から登場 クリムゾン・ヴァイパー 蛇のような赤い髮にパンツスーツで決めているCIAの女性エージェント。電撃や火炎を発する暗器を仕込んで戦う。CIAの任務でシャドルーの下部組織に潜入している。一児の母で娘のことを溺愛している。 ハイジャンプキャンセルやフェイント、低空必殺技といった各種テクニックを駆使することで真価を発揮するテクニカルキャラ。 アベル 『ストIII』シリーズのアレックスを彷彿とさせる、ストーリーに深い接点を持つ青年。真面目な性格だが「体がーっ!!」という謎の悲鳴(*1)やアレンジコスチュームで何故か必ず乳首を丸出しにしている点から妙なネタ感を感じるプレイヤーもいる。 性能面でもアレックスと同じく、重い打撃と投げ、前進力を併せ持ったパワーキャラ。 エル・フォルテ メキシコのルチャドール。暑苦しすぎるボケ担当キャラクター。シェフ志望で技にも料理の名前を付けているが、料理は非常に下手。 「アバネロダッシュ」という必殺技で画面を走り回り、そこからの派生技でガード崩しを狙っていくスピードキャラ。波に乗ると畳み掛けられる反面、防御力・体力が脆く気絶値も低い。運と事故で勝敗が決まる荒らしキャラとよく評される。 ルーファス ウエストサイズ250の動けるデブ。弁髪にトラックスーツとカンフーっぽい見た目なのに格闘スタイルは(自称)空手と勘違いキャラクター。何故かケンを異常にライバル視している他、勝利メッセージが異常に長い。 その勝利メッセージでも金髪や道着を着用しているキャラクターをケンと勘違いするという勘違いぶりを発揮している反面、ベガやガイには割とまともなツッコミを入れている。 牽制力と気絶値が低いが、急降下技「ファルコーンキック」を駆使した接近力や攻めは強力。立派すぎる体格のためか体力・攻撃力も高い。 セス 本作のボスキャラクター。シャドルーによって開発された人造人間で、シャドルーの下部組織S.I.N(*2)のボス。青白い肌に『ストIII』シリーズのギルやユリアンのような彫刻のような肉体を持つ。 ソニックブーム、昇龍拳、スクリューパイルドライバーといった『ストII』シリーズのレギュラーキャラクターの必殺技をコピーした技を使って戦うが、プレイヤー使用時は体力・気絶値とも最低クラスのためワンミスで瞬殺されかねない。 『V』にもシーズン4追加キャラとして登場した。(ユリアン・ギルと見た目が被るためか)身体が女性型に換装されており、通常使える必殺技がデモンクレイドルやムダムダなどカプコン製のストリートファイター以外の作品をモチーフにしたものに一新している、VスキルIで相手の必殺技を吸収して使用できる(全キャラ分用意されている)など、他キャラクターの必殺技を用いるという特徴は保ちつつ動きや性能は一新されている。 剛拳 リュウとケン及びダンの師匠で豪鬼の実の兄。本作では同門でもあった豪鬼との死闘の末、周囲には死んだと思われていたが実は長い間仮死状態のままだったという後付け設定になった(後述)。 道着キャラクターと比べて癖の強い技がかなり多いが、総合的に見ると高水準な性能。3方向に撃ち分けられる波動拳や、相手の攻撃を受け止めて発動する当て身必殺技が特徴的。 『スーパーストリートファイターIV』からの登場キャラクター ハン・ジュリ 韓国出身の女性テコンドー使い。この手のキャラクターには珍しく、シャドルーの下部組織所属で悪役要素が強い。だが、こうなったのはベガが彼女の片目を潰した上に父親を殺害した事が原因であり、その生い立ちを鑑みると生まれながらの根っからの悪党というわけではない。 打撃技を出した後にボタンを押しっぱなしにしボタンを放すことで飛び道具を発射するという打撃と飛び道具の二段構えの必殺技「風破刃」や一定時間チェーンコンボが可能になるウルトラコンボ「風水エンジン」などが特徴的な、小回りの利く機敏なキャラクター。 本作からの登場キャラとして人気が高く、『V』『6』にも登場している。風破刃は攻撃しつつ別の必殺技を強化する風破ストックを溜められるという使いやすい技内容に変更されている。 ハカン トルコの実在する格闘技ヤール・ギュレシュのオイルレスラー。ヘルメットにしか見えない髪型、赤い肌に白目と言った外見のインパクトも相まって話題騒然となった。技も油のヌルヌルによって派手。 オイルをかぶることで技を出す時に「滑る」ようになり、重量級キャラとしては高い機動力を発揮できるようになる。反面オイルをかぶってない時の性能は貧弱で、よくも悪くもオイル頼みのキャラクター。 ちなみに彼を演じた大畑伸太郎氏はかつて『サムライスピリッツ零』で同じく赤みのかかった(あちらはどちらかといえばオレンジに近いが)肌に白目キャラの炎邪を演じており、彼を知っているプレイヤーの一部からは驚きの声も上げられた。 『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション』からの登場キャラクター 殺意の波動に目覚めたリュウ 従来の作品にもいたリュウの性能違いキャラクターだが、本作ではこれまでのように『殺意の波動に自我と精神を侵食された姿』とは異なり、『リュウが狂オシキ鬼のウルコン「冥恫豪波動」を喰らい、その際に潜在していた殺意の波動が活性化して取り込んだ』という設定がある。そのためか姿がこれまでよりも禍々しく、言動も非常に荒々しい。 本作で追加された「竜爪脚」という必殺技による高火力の目押しコンボが特徴的。そのため、従来よりもリュウと豪鬼の両者との差別化が図られ、攻めに関する能力は高いが防御面と体力の低さが顕著になっている。 狂オシキ鬼 豪鬼が「殺意の波動」に曝され続けた結果、完全に人外の存在となったもの。従来作でいう所の真・豪鬼にあたるキャラクターだが、さらに怪物的な見た目になっている。 豪鬼とは似て非なる性能。基本的には胴着キャラの基本に沿った性能だが、二段ジャンプ・空中ダッシュのような挙動が可能な必殺技「斬空波動掌」が特徴的。 『ウルトラストリートファイターIV』からの登場キャラクター ポイズン 他の『ウルIV』追加キャラと同様に『ストリートファイター クロス 鉄拳』から登場したキャラクターだが、シリーズに使用キャラとして正式登場したのは本作が初。 『V』で登場した際には『スト鉄』『ウルIV』から性能が変わっており、より長い鞭を用いて遠距離戦を重視した性能に変わっている。Vトリガーでは火炎瓶を投げるなどファイナルファイトの原作要素もある。 ディカープリ 『ZERO3』の頃から設定のみ存在していたベガ親衛隊の一人。仮面を付けているが正体はキャミィのクローン。キャミィと同じ戦闘スタイルだが、腕に仕込んだダガーでも攻撃する。 格闘ゲームとしての特徴 当て投げが初見殺し 通常投げ、特に『ストII』で禁忌とされてきた「当て投げ」(弱攻撃を当ててから歩いて投げる)が非常に強力な調整。 そもそも『ストII』では脱出不可能なハメだった(*3)。その後システムが整備され、現在では殆どの格闘ゲームにおいて常識的な戦法の一つとなっている。 本作ではガードや起き上がり時の投げ無敵時間が短いため、慣れない相手にはかなり決まりやすい。更にいうと弱攻撃をガードさせてもノックバックが弱く距離が離れないこともあり、非常に狙いやすい。 「3rd STRIKE」から見つかっていたテクニックである「スライド投げ(移動投げ)(*4)」も使えるため、投げ間合い外だと思っていても油断できない。特にケンの移動投げは、とても届きそうにない距離からいきなり飛んで来る。 このため、初心者はまず投げ抜け(グラップ)を覚える事になる。「しゃがみグラップ」「複合グラップ」など様々な入力方法が存在する。 起き上がりの途中やガードノックバック中などの行動不可能な状態でも入力を受け付けており、グラップ可能な時間も従来作より長い。相手が投げに来たらグラップ、打撃で来たらそのままガードができる。これを熟知している上級者には投げがほぼ決まらない。 こうした地味な力関係を覚えるのが本作で駆け引きするにあたっての最優先事項であり、乗り越えるまでの時間は長い。しかしここを超えれば「乗り越えていない層」を一気に引き離す事ができ、上達を実感する最初のハードルであると言える。 この当て投げ関係の駆け引きについては慣れていないプレイヤーや、あまりプレイしていない人から批判も多い。稼動初期などは特に「投げゲー」「柔道ゲー」などと揶揄されていた。 通常投げに対しては受け身を取ることが出来ず(*5)、常に起き上がるタイミングが一定。このため、安定してセットプレイをかけることができ、結果、初心者同士の対戦ではお互いが当て投げループでラウンドを取り合っている事も多い。 しかし、仕込み入力もあるため基本的には待ち有利なのは『ストII』と同じ。ガード崩しのために当て投げは必須であり、リターンがこの程度でなければ割に合わない、という意見も。 こういったイメージが先行しているが遅らせしゃがみ技仕込み、リバーサルバックステップ、リバーサル投げ暴れと言ったローリスクな仕切り直しが複数存在するため 過去のシリーズより投げは弱い。 投げの対択となる打撃による暴れ潰しが相手のタイミングに依存するため下段をスカせる選択肢が無いキャラは非常に崩しづらい。 もしタイミングが合わなかった場合、逆に最速発生のしゃがみ弱技からコンボに移行され、ダウンを奪われることもザラ。 特に後述の『ウルトラ』ではディレイスタンディングが導入され、起き攻めに移行しにくくなったため威力の高い一部キャラ以外は大したリターンもない。 起き攻め、めくりが強力 「見た目と違って逆方向にガードしなければならないジャンプ攻撃」というストIIからある仕様だが、このめくりが本作では非常に強力。 ジャンプ攻撃は性質上「ヒットガード問わず相手に触れさせれば非常に有利」であり、ガード崩しと両立するめくりはゲーム的にも非常に強力な行動である。 大半のめくりはヒットすればコンボやダウンを奪え、ガードされてもさらに択一攻撃を迫る事が出来る。このため対処できなければめくりだけで倒されてしまう事すらある。 相手がタメキャラの場合、位置が入れ替わる事で横タメを解除することもできる。 先述のとおり通常投げで必ずダウンを奪えるため、めくりを絡めたセットプレイに持って行きやすい。これもめくりの強さに拍車を掛けている。 豪鬼の「ときど式」と呼ばれる表裏の択を連続で迫る行動は、上級者も舌を巻く強力なセットプレイとして有名である。 目押しコンボ タイミング良く通常技を入力する「目押し」による連続技が本作のコンボのメインとなる。ポピュラーな目押しコンボは3~5Fほどの猶予があり少し練習すれば出来るようになるものが多い。 難しいものになると猶予は0~1Fとシビアになる。上級者でも安定しない難易度だが、キャラクターによっては出来れば常に狙っていきたい有用な連続技に0F目押しを要求される場合がある。 いわゆるコンボゲーよりもコンボの難易度が高いともされている。 特定のボタンを連続して押す事で自動的に連続技が出る「ターゲットコンボ」とは違い、目押しコンボは先行入力が効かないため連続押しでは出ない。 当てやすくガードされても有利な弱攻撃から、必殺技や足払いまで繋がるような連続技は実用的であり、習得によるアドバンテージは大きい。そういったコンボが0~1Fしか猶予の無いキャラクターは難しいと言えるが、出来ると出来ないとで大きく強さが変わってくるため、「がんばって習得するか、妥協するか」の選択を迫られる事になる。 なお、本作では弱攻撃を連打キャンセルすると必殺技キャンセルが出来なくなるという仕様となっている(*6)。 連打せずにきちんと目押しすれば弱攻撃コンボからでもキャンセル必殺技は出る。同じボタンを連続で押さず、弱パンチから弱キックにつなげてキャンセルといったことも可能。 現在では「つじ式」と呼ばれる、ボタン優先順位などの仕様を使い、同じボタンを2f連続入力させ、目押し猶予を1f増やすテクニックが発見されている。何故か「攻撃ボタン ⇒ Back(360)/Select(PS3)」でもこのテクニックが利用可能で、一部のアーケードスティックにボタン入れ替え機能が存在していたのは、このテクニックを使うために、本来の位置以外にBackかSelectを配置したかったためである。最初にこの機能を導入したHORIのファイティングエッジ刃開発時、ソニー側がなぜその機能が必要なのかと理解してくれなかったので、製造ライセンス取得に手間取ったというエピソードがある。 「無敵技」の強化 従来、無敵技(昇龍拳系など、出がかりに無敵時間のある技)は、出ると強い代わりにコマンドが難しかったりタメが必要でガードされると隙が大きくリスキーな技という印象が強かった。しかし近年の格闘ゲームでは『ロマンキャンセル』に代表される『任意の技をキャンセル』するシステムが搭載され、不利な側の救済システムという側面も生まれて来た。その流れは今作でも踏襲されている。 システム項に記載した「EXセービングアタック」は昇龍拳などの無敵技からもキャンセル可能な様に設定されており、「昇龍拳→EXセービングアタック→セービング構えをステップでキャンセル」(この流れは「セビキャン」と呼ばれる)とすると、ゲージこそ消費するが昇龍拳をガードされても大幅にフォロー出来てしまう(確定反撃を行うことは可能だが少々難しい)。もし昇龍拳がヒットしていれば、滅・波動拳のようなウルトラコンボなどの大ダメージな追撃ができてしまう(通称「セビ滅」)。 こういった使い道の出来る技のあるキャラとの対戦は、たとえ試合を有利に進めていても気が抜けないものとなった。「連携を昇龍で割り込まれてセビキャン」→ウルトラコンボで追撃 ⇒ 逆転、という流れで辛酸を舐めたプレイヤーも多い。このように非常に強力な行動だが、本作はかなりゲージが溜まり易く試合展開によっては何度も繰り出す事が出来る。かなりゲームに慣れているか、読みきっていなければこの昇龍拳セービングに対処する事は難しいためこういった行動の出来ないキャラクターの使い手や昔ながらのプレイヤーは「理不尽な要素」「読み合いを放棄した行動」として嫌っている事もある。 簡易コマンド 初心者救済として一部のコマンドは判定が緩和されており、例えば昇龍拳コマンドは232でしゃがんだまま出せる。 そのほかにも一回転コマンドが412367で出せ、二回転コマンドは二回目が半回転で出る(*7)など、コマンド投げキャラがお手軽に扱える一因となっている。 バランス総評 総合的に見ると、ゲームバランスは特に穴が無くまとまっている。そのため、対戦ゲームとしての出来は悪くない。 極めようとすると高難度・取っ付き辛い習得必須科目も多く、初心者が知ってしまうと及び腰になってしまいがちでもある。 キャラクターバランスを見ると、全体的に高性能な上に笑えるぐらい簡単で減る「ワロスコンボ」を持つサガットや、起き攻めゲーとも呼ばれる本作の中でも特に強力な起き攻め連携を持つ豪鬼、ここまで書いてきた本作のゲーム性に合った性能を持つザンギエフやリュウ、ヴァイパーやルーファスなど強キャラもいる。一方でバルログやガイルはかなり弱い。全くもって勝てない、というほどではないが、格差は確かに存在している。 ガイルに関しては、お手軽に勝てるキャラにしたくなかったという理由から、意図的に弱くしたと開発スタッフが語っている。 また、バルログもロケテスト時には最強キャラで、「ロケテスト時の最強キャラは弱体化される」のカプコンのジンクスによってか、キャラクター性と戦法が噛み合ってない悲惨な性能になってしまった。 評価点 格闘ゲームとしては比較的シンプルなシステムで、敷居を低めに構成している。複雑なシステムを覚えなければ対戦にならないということがなく、すぐに対戦の楽しさを味わう事が出来る。 かつてのプレイヤーにとって懐かしいキャラクターばかりで、キャラクターの性能や基本戦法も当時を踏襲している。そのため10年以上前の初代『ストII』プレイヤーでも「昔取った杵柄」を発揮できる。 ウルトラコンボの存在によって逆転性を高めたり、タイミングをしっかり合わせないと機能しないブロッキングの代わりに、長押しで攻撃を防げるセービングアタックを搭載するなど、新システムはいずれも初心者に対して間口を広くする目的で搭載されている。 もちろん初心者が経験者に勝つためには様々なルールや細かい仕様を突くテクニックを覚えねばならず、中でも当て投げやセビキャン・目押しなど重要テクニックの難易度から初心者に厳しいイメージが先行しているが、初心者同士が遊ぶ段階では特に気にならないのもまた確かである。 3Dによるグラフィックは概ね好意的に受け止められている。 ハード性能の向上による表現力の上昇もあり、懸念されていたほど2Dならではの味を損なわなかった。 初心者に配慮したビギナーモードは評価されている。 賛否両論点 上記の「格闘ゲームとしての特徴」に挙げた特徴の多くが賛否両論になっている。 問題点 CPUが弱すぎる。キャラクターごとに特色ある動きもほとんど無く、基本的に連続技練習用の木偶の坊。終盤に出てくる昇龍拳持ちがやや手強い程度。 特に延々と中距離からフライングパワーボムばかり狙うザンギエフは冷静に対処すれば簡単に完封出来てしまう。 その一方でラスボスであるセスは例外でとんでもなく強い…が、一定条件でセスを倒すと出てくる隠しボス・豪鬼は打って変わって非常に弱い。おそらく格ゲー最弱の隠しボス。 同カプコン製作の『ガンダムVS.』シリーズと同様、基板を数台繋げて稼動する仕様となっている。 4台稼動して1ライン設定にしている場合、CPU戦で練習したくても強制的に対戦させられたり、隣に座っている人同士で1対1の対戦となるなど、気まずい場面があった。 従来のように1台で対戦台とする設定は不可能らしい。基板自体の値段も高く、オペレーターに厳しい(*8)。 0~1Fの入力精度を争うシビアな目押しコンボは、若干のラグが発生するオンライン対戦との相性が悪い。 ボタンを押すリズムさえ一定なら多少の遅延があっても理論上安定可能だが、それでも入力のタイミングと画面や音のタイミングとのズレがある分、リズムを乱されやすくなる。 CS機版 2009年2月12日にPS3版/360版が発売された。 新キャラクターとして過去のシリーズ作品『ストII』シリーズからキャミィとフェイロン、『ZERO』シリーズからさくら・ローズ・元・ダンが追加。アーケード版のボスキャラクター2人も使える。 光回線の浸透により環境が整備されたこともあり、家庭用でのオンライン対戦は好評。 複数プレイヤーと動画を見られる、充実したリプレイダウンロード機能など、昨今の家庭用格闘ゲームのオンライン機能としては最高峰。 2009年7月に発売されたPC版では、キャラクターに奇抜なコスチュームをさせるなどのMODがユーザー間で製作され話題に。 スーパーストリートファイターIV 【すーぱーすとりーとふぁいたーふぉー】 ジャンル 格闘ゲーム 対応機種 プレイステーション3Xbox 360 発売元 カプコン 開発元 カプコンディンプス 発売日 2010年4月28日 価格 4,990円 レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 なし 概要(スパIV) 当初は家庭用としてのみ発売されたバージョンアップ版。 特徴(スパIV) 2種類から選択できるウルトラコンボや、オンライン対戦のバラエティの充実などが追加要素。 目玉は10人ものキャラクターの追加。 『ファイナルファイト』のコーディー(『ZERO3』から引き続き囚人服姿)とガイ、『II』シリーズからはサンダー・ホークとディージェイ、『ZERO』シリーズからはアドン、『ストIII』シリーズのダッドリー、いぶき、まことが追加されている。 ロレントもアドンと最終選考を争ったが、落選となったと電撃オンラインのプロデューサーインタビューで語られている。新ステージのメトロシティ超高層ビル工事現場ステージには『ファイナルファイト』のキャラクターが多数おり、“ロレントっぽいステージ”になっているのはこの影響。 中でも新キャラクターのハカンはその特徴的な戦闘スタイル、オイルを全身に塗りたくって行う「ヤール・ギュレシュ」から一時話題騒然となった。ヘルメットにしか見えない髪型、赤い肌に白目と言った外見のインパクトに加えて、技も油のヌルヌルによって派手。出身国トルコ国内での評判は非常に良く、ヤール・ギュレシュの公式サイトで紹介されるほど。 一方、同じく新キャラクターのジュリは韓国人の女性テコンドー使いであるのだが、当の韓国では悪役要素や衣装、レズビアンという設定(*9)などがかなり不評となっている。とは言え、誰がどう見ても酷いと言う訳ではなく世界的に見れば彼女を好む声も少なくない。 実際、ジュリは本作から登場した新キャラクターにも拘らず、『ストV』『スト6』とナンバリングタイトルに連続で登場しているため、シリーズのキャラクターとして人気があるのは間違いないだろう。 なお、上記の基本的なゲームバランスや操作性は一切変わっていない。あくまでキャラクター個々の技性能のみを調整している。 前作で非常に強かったサガットなどが丸く調整され、弱かったバルログが強化(*10)されるなど前作を遥かに越えるキャラクターバランスの均等化に成功している。 CPUのAIは改善され、デフォルトだと簡単でも無ければすごく難しいわけでもない無難な難易度になっている。 3DSのロンチタイトルとして『スーパーストリートファイターIV 3D EDITION』が発売された。詳細は作品ページを参照。 スーパーストリートファイターIV アーケードエディション 【すーぱーすとりーとふぁいたーふぉー あーけーどえでぃしょん】 ジャンル 格闘ゲーム 対応機種 アーケード(Taito Type X2)プレイステーション3Xbox 360 発売元 カプコン 開発元 カプコンディンプス 稼動開始日 2010年12月16日 発売日 2011年6月30日 価格 3,990円 廉価版 2012年2月9日/2,990円 レーティング CERO B(12才以上対象) 備考 海外のみWin版あり 判定 なし 概要(AE) ファンの期待に応えるようにして出された「スーパー」のアーケード版。 特徴(AE) さらなる新キャラクターとして『III』シリーズに登場したユンとヤン、さらにタイムリリースとして狂オシキ鬼と殺意の波動に目覚めたリュウが追加され、またキャラクターの性能の調整も行われている。 DLCとして発売された他、パッケージ版でもPS3/360で移植版が発売された。 海外でのみだがWin版も発売されている。 マルチリンガル対応でインストールの段階から日本語にも標準で対応し、日本語OSにも問題無くインストール出来るので、輸入ソフトを取り扱っているお店等で入手出来ればWindowsPC上でも楽しむことも出来る。 パッケージにこだわりがないのなら、Steamからのダウンロード販売で国内でも普通に入手可能。 日本語でインストールするとちゃんと海外版で名前が入れ替えられているサガット以外の四天王、豪鬼なども日本版の名前になる(*11)。 Win版でも最新バージョンである「Ver.2012」へのアップデートが行われた。アップデートを行うとラウンドコールなどの画面下部に出て来るタイトルロゴに「ver.2012」が追記される。 問題点(AE) 稼動前のインタビューで言っていた「対戦を盛り上げるヒールとなる強キャラ」として追加されたユンとヤンだが、はっきり言って強すぎる。 ユンは途切れない攻めが強く、ヤンは多彩な攻めが強いと、対処法も違うものを要求されるのがまた厄介。「対策はユン ヤンと対戦しないこと」などと冗談めかして言われるほどに強い。 元々強キャラながら目立った弱体化のなかったフェイロンも強く、全員が中国人だからスーパーストリートファイター(SSF)ならぬスーパーチャイニーズファイター(SCF)と揶揄されることも(*12)。 無印時代から強く、使用人口の多かったリュウやサガットは大幅な弱体化。中足払いが短くなりキャンセル飛び道具を撃ちにくく、威力まで下がってしまい戦い方を変更せざるを得なくなった。後の再調整まで待てず、ここで他のキャラに乗り換える人も多くいたと思われる。 ちなみに同じく追加キャラクターである殺意リュウと狂オシキ鬼は、一長一短ある普通の性能だった。 強キャラに乗り換えろと言わんばかりの対戦バランスの悪化は多くのプレイヤーから批判されたが、それに応えてゲームバランスを大幅に再調整した「Ver.2012」へのバージョンアップが行われた。リュウやサガットも完全復活とまではいかないが、スパ4以前のような戦い方はできるようになった。 新規追加キャラクターのライバルバトル前の会話シーンがないのでストーリーの背景がわかりにくい。 またエクストラキャラクターである殺意リュウと狂オシキ鬼はライバルバトルの相手に剛拳が出てきてしまうためか、隠しボスとして性能の良い剛拳と戦う事ができない。出現条件を満たしても豪鬼が出てきてしまう。 CPUが再調整され、アーケード版ではアーケードモードのCPUが超反応で非常に強くなった(*13)。3人目あたりから容赦なく殺しにかかってくるため、初心者には辛い。 BP1万の相手より3人目のCPUが強いと言われている。 特に、ガード面が強く、適当なぶっ放しや緩いコンボなら完璧にガードしてくる上、対空を持っているキャラクターは対空も完璧…と防御面が強い事が特に問題。アーケードモードはほぼほぼ全てのプレイヤーがまずは手始めに遊ぶモードであり、それの難易度ミディアム(ノーマル)がこの強さなのは、確実に初心者の心を折る。 防御面が強いと人によっては「全く敵の体力を削れずに負ける」事もある。あと少しで勝てたのならやる気も出るが、完封されたならモチベーションが下がる人もいるだろう。むしろ初心者が「この強さで難易度ノーマルならもう自分には無理だ」と感じるのは当然のことである。 難易度は調整できるにもかかわらず、なぜミディアムでこの強さなのだろうか…せめて攻撃面を強くするべきではなかっただろうか。初心者を遠ざけるだけの無意味な調整である。 ついでに、「新規追加キャラクターで難易度ミディアムのアーケードモードをノーコンティニューでクリアする」という条件のトロフィーも取るのが非常に難しくなっている。練習中のキャラクターですら倒すのが難しいCPU相手に、初めて使うようなキャラクターでノーコンティニューで勝てというのは無理な注文。トロフィーをまったく気にしない人なら良いが、トロフィーを取る事はゲームを進める指針のひとつだけに、この基本的な条件のトロフィーさえも取れないような難易度設定であるのは、プレイヤーのモチベーションに関わる。果たして「ノーコンティニュー」という条件は必要だったのか…? 高額基板を複数売りつけるという売り方は前作から変わっておらず、相変わらずのオペレーター殺し。それゆえ利益を見出せず導入を見送るゲーセンもある。 ウルトラストリートファイターIV 【うるとらすとりーとふぁいたーふぉー】 ジャンル 格闘ゲーム 対応機種 アーケード(単体基板,NESiCAxLive,NESiCAxLive2)プレイステーション3Xbox 360Windows Vista/7/8プレイステーション4 使用基板 【AC】Taito Type X3(単体基板版,NESiCAxLive2版)Taito Type X2(無印NESiCAxLive版) 発売元 カプコン 開発元 カプコンQLOC 稼働開始日 2014年4月17日 発売日 【PS3/360】2014年8月7日【Win】2014年8月8日【PS4】2015年9月4日 価格 【PS3/360】パッケージ 4,309円【PS3】DL 3,989円【Win】2,990円【PS4】DL 2,990円 廉価版 PlayStation3 the Best 2015年4月2日パッケージ 3,229円 / DL 2,990円 レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 なし 概要(ウルIV) 『ストIV』シリーズの最終完全版。 特徴(ウルIV) 『ストリートファイター X 鉄拳』に客演登場したロレント・エレナ・ヒューゴー・ポイズンなどの新キャラクターも参戦し、「ウルトラコンボダブル」「レッドセービングアタック」「ディレイスタンディング」という新システムも追加。過去作品に比べると短期間でキャラクター性能を変更したバージョンアップが何度も行われている(現在はVer1.05)。 本作の開発はディンプスではなく、『スパIV AE』や『ストリートファイター X 鉄拳』のPC版を開発したポーランドのデベロッパーQLOCが担当している。 ネットワークにNESiCAを使用しており、データを記録するカードにNESiCAのカードを利用できるようになった。 家庭用版は『スーパーストリートファイターIV』を持っていればグレードアップして遊ぶことができる。こちらは発売後のアップデートにより、キャラクター性能を過去のバージョンのものにできる「エディションセレクト」などの追加要素が加わっている。 エディションセレクト内に追加されている「オメガエディション」は、キャラクター性能を大胆に変化させた実験的要素だが、元で立弱Kを連打しているだけで永久コンボになるなどの稚拙な調整がされており問題になった。 なお、上記を含む永久コンボは後のアップデート修正で除去されている。 CPUの強さはまたも調整された。攻めよりも守り重視になりガードが固くなったが、ガード不可のLV3セービングやコマンド投げに弱くなり、その繰り返しで簡単に勝ててしまう。とはいえ超反応がなくなったわけではないので、目の前で隙を晒すとやられる。 ラスボスのセスは超反応が厄介だが、無駄に隙の多いセービングや百烈を使ってくるので、しっかりガードを固めて要所で反撃を入れていくスタイルに徹すれば楽勝。 ウルトラコンボダブル ウルトラコンボ選択画面で選べる、第三のウルトラコンボ選択肢。 これを選ぶと文字通りにウルトラコンボが二つとも使用可能になるが、威力や効果には相当な下方補正がかかる。 大抵のキャラクターは威力75%補正だが、高威力の「アルティメットアトミックバスター」と対空の「シベリアンブリザード」など用途が分かれるウルトラコンボを持つザンギエフの様なキャラクターだと威力60%補正と更にダウンする。 選択した場合、相手に与えるプレッシャーは更に上昇するが、単純にこれを選択するとウルトラコンボの威力での逆転が難しくなったり、補正の上にコンボ補正がかかって更に弱体化し易いという、より玄人向けの要素になる。 なお、この前後のカプコンは長らく、複数の超必殺技を同時に使用可能にすることに消極的な傾向があった。 レッドセービングアタック 弱P中P中K同時押しでパワーゲージを50%消費し発動する、身体が赤く光る強化版セービングアタック。 「アーマーブレイク属性がない限り連続技も受け止める」「リベンジゲージの充填率が2倍」「ダメージが通常セービングアタックの1.5倍」。 他技をキャンセルして使うと、パワーゲージを75%消費するEXレッドセービングになる。これはさらに「LV1から膝崩れダウンが発生する」強力な補助効果がつく。 消耗は激しいが、当てさえすればほとんどのウルトラコンボに繋げられる。 ディレイスタンディング クイックスタンディングの逆で、こちらは遅く起き上れる方法。強制ダウンする技に対してのみ使える。 これの登場により起き攻めが弱体化した。 問題点(ウルIV) 新鮮味に欠ける。 追加キャラクターのロレント・エレナ・ヒューゴー・ポイズンは『ストリートファイター X 鉄拳』からのモデリング流用なのは明らかであり、目新しいとは言い難い。 エレナの参戦で『ストIV』シリーズにも『ストIII』シリーズのプレイヤブル女性キャラクターが勢ぞろいし、ロレントとヒューゴーはコアな人気を持つキャラクターだし、ポイズンも本作で初めて『ストリートファイター』シリーズでプレイヤブルキャラクターとして登場する。だが全員既に『ストリートファイター X 鉄拳』で顔を見せている以上、目新しさという意味では微妙と言うほかない。 相変わらず新規追加キャラクターのライバルバトル前の会話がないのでストーリーの背景がわかりにくい。さらに本作の新規追加キャラクターは隠しボスの前口上が他キャラクターの流用であるなど物足りない。 加えて、6つの追加ステージまでも『ストリートファイター X 鉄拳』からのモデリング流用。『鉄拳』シリーズのキャラクターや関連看板が削除されるなどの調整は加えられているが、その程度しか手を入れられていない。 特に背景に恐竜が登場するジュラ紀の研究施設ステージやメカザンギエフ(*14)が登場する宇宙エレベーターステージなどはお祭り的な他社クロスオーバー作品特有の要素が強いステージである。『ストリートファイター』の世界観を大事にしていないと捉えられても仕方ない(*15)。 余談だが、溶鉱炉ステージはラウンド2以降から右側のフェンスや高台の一部が不自然に壊れている。これは『ストリートファイター X 鉄拳』では画面右側の奥の足場に「巌竜」(『鉄拳』シリーズの力士)がいて、彼がラウンド2で背景の高台の鉄骨を使って橋を渡すシーンがある名残である。 せめてユンとヤンが背景に登場するハーフパイプステージとマッドギアの面々とハガーが登場するマッドギアの隠れ家ステージの2つだけにして、代わりに『スパIV AE』以降に追加されたキャラクターのライバル戦の前の会話を追加してくれたほうが良かっただろう。 これらの追加キャラクターとステージはともに流用であり、『ストリートファイター X 鉄拳』を購入したプレイヤーにとっては全く新鮮味がない。 ただしPS4以外の家庭用ハードでは追加キャラクターのエクストラコスチュームの一部を使うために『ストリートファイター X 鉄拳』のデータを必要とする。印象としては余計にマイナスである。 新システムの「ウルトラコンボダブル」「レッドセービングアタック」「ディレイスタンディング」のいずれも既存システムの発展形に留まり新モーションでも無いため、こちらもビジュアル的に目新しくはない。 『ストリートファイター X 鉄拳』に客演登場していない追加キャラクターとしてはベガ親衛隊のディカープリが追加されたが、キャミイのクローン設定であるため仮面を被っている以外は瓜二つである(*16)。担当声優もキャミィと同じ沢城みゆき氏。加えて両手のサイコダガーを使う要素があるとはいうものの、技もキャミイと同じものがある。またしても新鮮味が薄い。 公式が「誰もが予想できないキャラクター」「『ストリートファイター』の世界に完璧に馴染む」など期待を煽っていた割に新鮮味が薄いディカープリであり、参戦PVにおいてもレインボー・ミカ(*17)や烈(+期待していたプレイヤー)を嘲笑するような表現があったため批判の声が多く出た。 『ウルIV』で使用キャラクターになるまで公式に「素性が不明」だったディカープリは本作で参戦した事で素性が明かされたことは喜ばしいことだが、プレイヤー的には盛り上がりに欠ける結果に終わってしまった。 家庭用にPS4対応版が増えたが、クロスプレイに対応していない。他機種版ユーザーとの対戦は不可能である。 PS3からPS4へのセーブデータ・取得トロフィーの引き継ぎもできない。 『ウルIV』から始めるプレイヤーやPS4しか所持していないユーザーにとってはこれらの問題は気にならないとはいうものの、以前からプレイしていた者にとってはタイトルが変わったにもかかわらず既存作と比べて新鮮味に欠けるゲームになってしまった。 総評 『III』で一度完成したストリートファイターシリーズに「原点回帰」を掲げ、『I』を手掛けたディンプスにより復活した新作。 3Dグラフィック、新キャラクターなどは多大なインパクト・話題性があったが、システムは『III』よりも古い『II』の発展系といった作風に逆戻りし、悪く言えば焼き直し感も感じられる。 ブロッキングが無いなどシステムが大きく違う事から、本作ではなく『3rd』を遊び続けることを選択したプレイヤーも多かった。 本作は『II』のキャラが勢揃いしているほか、『ZERO』シリーズからの参戦キャラも多く、それらのキャラの操作経験者であれば特に違和感なくプレイすることができる。 新しくなった投げシステムや変則的な新キャラクターへは対策が必要であり、いきなり上級者と戦っても「わからん殺し」の洗礼を受けるのが通例。だが、プレイヤーと同等の強さの相手だけを待ち受けしての対戦も可能であり、対戦ゲームとしては十分機能する。 ある程度上達してもセビ滅や目押しを必要とするコンボなどは難易度が高く、初心者向きとされるキャラクターであっても完璧に使いこなすにはかなりの熟練を必要とする。しかしエンドレスバトルで繰り広げられている上級者同士の対戦を見学したり、アップロードされた動画を見て上級者のテクニックを覚えて自分のものにするなど、更なる上達を目指す方法もまた多彩である。 負けてめげていても始まらない。勝ち負けにこだわらず、勝つ事はもちろん負ける事からも上達の糸口を見つけ出し、ストイックにそれを身に付け自分の力にできる努力家こそ、リュウの追い求める「真の格闘家」であると言えよう。 マーケティング、プロモーションの成功、とっかかり部分の複雑さの排除が功を成して多くのプレイヤーに支えられ、格闘ゲーム市場の歴史になくてはならない一本となった。 それは、本作の登場によってもたらされた、昨今の格ゲー界隈の盛り上がりが証明していると言える。 余談 かつて様々な名勝負を生んだ伝説のプレイヤー「ウメハラ」こと梅原大吾氏は本作で再始動し、BP全国一位として君臨するなど復活を遂げた。後に同氏をはじめ、本作を専門とした「プロゲーマー」が多数誕生することになった。 家庭用版の発売以降は、動画共有サイト・配信サイトの普及もあって、彼ら有名プレイヤーを後押しするような形でプレイヤー側から「GODSGARDEN」などの試合イベントが催された。 『スパIV』の時には、試合が配信された際に1万人を越えるほどの視聴者を呼び込んでおり、ゲームだけでなく上級者による対戦動画が一つのコンテンツとして成り立っている。 本作の製作はディンプスによる外注。 ディンプスは、かつて格闘ゲームでカプコンと双璧を成していたSNKに所属していたスタッフが集まって結成された会社である。そしてディンプスの社長である西山隆志氏は、カプコンで『ストリートファイター』を製作した後にSNKに移籍したという経歴を持つ。 逆にカプコン側のスタッフにおいて、過去にストリートファイターに携わっていたメンバーがほとんどいない。あきまんこと安田朗氏や船水紀孝氏も関わっていない。 本作の開発にはカプコン内部からも「時代遅れ」「『ストリートファイター』でできることは『ストIII 3rd』で全てやった」などの反発の声が非常に大きかったらしく、開発決定までには多くのハードルがあったという。 カプコンにはドット絵から3Dポリゴンへの変換期に一部の人間が格闘ゲームスタッフを冷遇していた過去がある(*18) 『ストIV』のキャラクター設定は、過去の初代・『ストII』『ストIII』『ZERO』シリーズの設定や、過去の没設定などをうまく混ぜ合わせた上で、さらに本作独自の新設定を加えたものとなっている。 結果としてシリーズの全作品の過去の設定とそれぞれに矛盾が起こっているが、これは過去の作品でも発生していたことであり、これまでのシリーズからすると最新作の設定が正式なものと捉えることもできる。 例えばそれまでは既に死亡していたと扱われていた剛拳が実は長期間気絶していて生きていたことになったり(*19)、過去作の設定からすれば既に学校を卒業しているはずのさくらが未だセーラー服で戦っていたり(*20)などがあるが、これらの詳しい理由についてはボカされている。 リュウの貧乏ネタはカプコン側が設定したものではなかったが、本作で金にうるさいバイソンから「貧乏人」呼ばわりされたり、ヴァイパーに「税金払ってるの?」と言われたりと半ば公式ネタになった。後のスト6にて「貧乏人ぽく暮らしている(いわゆるミニマリストな)だけで、実際には格闘大会の賞金が貯金されていて使い切れないレベルの資産持ち」とさらに設定が変更されている。 後に開発スタッフが、本作はお祭り的性格もあるため、物語の整合性は無視しているという旨の発言をしている。 公式サイトには開発者によるブログが掲載されており、記事に承認制でコメントを付けることが出来るのだが、対戦でのシステム面について意見すると全く承認されなかった。 カプコンのACリズムゲーム『crossbeats REV.』に本作アレンジ版のリュウのテーマが収録された。 さらにコラボイベントにて『ウルIV』のメインテーマ曲や、春麗のテーマも登場。 インディーズゲームとして国内でも配信されている対戦ゲーム『DIVEKICK』は、当初はスパIVAEにおけるユン・ヤンの(特に雷撃蹴の)性能の高さと対戦環境の支配を揶揄する目的で作られた作品である。 本作発売から2年後の2016年に家庭用機で『ストリートファイターV』が発売される。 既に戦いの場のメインはオンラインの時代となっており、アーケード版の稼働は3年遅れの2019年となった。 後の『ストV』が手放しで受け入れられなかったこともあり、稼働から6年後の2020年になっても『ストV』と並ぶ規模の『ウルIV』公式大会が開かれるなど、長く人気を保った。 アーケード版はNESiCAxLive及びNESiCAxLive2でも配信されているが、オンライン対戦及びアミューズメントICカードに関しては非対応となっている。 2011年にカプコン系のパチスロ販社エンターライズから『ストリートファイターIV』が発売され全国のホールに導入された。 2016年に同じくエンターライズから『スーパーストリートファイターⅣパチスロエディション』が発売され全国のホールに導入された。 パチンコは2014年に『CRスーパーストリートファイターⅣ CREDITION』がホール導入された。
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ストリートファイターシリーズリンク ストリートファイター ストリートファイターII ストリートファイターZERO ストリートファイターEX ストリートファイターIII ストリートファイターIV ストリートファイターV ストリートファイター6 実写作品 カップリング・オムニバス その他 VS.シリーズ/クロスオーバー作品 対戦格ゲー以外のジャンル 関連作品 ストリートファイター 機種 タイトル 概要 判定 AC ストリートファイター シリーズの源流とも言うべき作品。攻撃は感圧式の2ボタン方式。故障が多かった為か6ボタン筐体も後に出荷。 なし PCE ファイティング・ストリート ハドソン発売。アルファ・システム開発。CD-ROM2のローンチソフト。攻撃の強弱はボタンを押す長さに変更。 ストリートファイターII 海外向けにのみ移植された機種は非常に多いため、記事があるもの以外は日本国内で流通した作品のみ記載している。 機種 タイトル 概要 判定 ストリートファイターII AC ストリートファイターII -The World Warrior- 格闘ゲームブームはここから始まった! 良 SFC ストリートファイターII -The World Warrior- 若干劣化した部分はあるものの良好な移植。 MS-DOS ストリートファイターII -The World Warrior- GB ストリートファイターII -The World Warrior- 糞移植というか無茶移植。あまりにも操作性が悪すぎる。 ク ストリートファイターII’ ’TURBO AC ストリートファイターII -CHAMPION EDITION- キャラバランスを調整した続編。プレイヤーに四天王が新たに参戦。前作以上に対人戦を意識しており、同キャラ対戦も可能となった。 良 PCE ストリートファイターII -CHAMPION EDITION- 『ストII’』の単体移植。完成度は高かったが、過剰出荷 発売時期が遅すぎた。それに加えて、直後にSFC版『ターボ』の発売であえなくワゴン送りに。 なし X68k ストリートファイターII -CHAMPION EDITION- AC ストリートファイターII TURBO -HYPER FIGHTING- ゲームスピードが高速化しテンポが向上。だが本来は海賊版対策の為の発売。『スパII』と並行して開発をしていた為、一部に『スパII』の調整がある。 なし SFC ストリートファイターIIターボ -HYPER FIGHTING- 当時唯一の『ターボ』の移植。さらにノーマルモードとして『ストII’』 の移植も同時収録。露骨な焼き直しという批判もなく、純粋なバージョンアップと好意的に受け止められた。 良 MD ストリートファイターII プラス -CHAMPION EDITION- タイトルは『ストII’』だが、SFC版『ターボ』と同じく『ストII’』 『’TURBO』の両移植。『ターボ』は「エキサイトモード」として収録されている。 スーパーストリートファイターII AC スーパーストリートファイターII -The New Challengers- 使用基板の性能向上。『ターボ』以前から開発の為、ゲームスピードは『ターボ』より遅い。新たにサンダー・ホーク、フェイロン、キャミィ、ディージェイの4人が加わる。 なし SFC/MD スーパーストリートファイターII -The New Challengers- 当時『スパIIX』が3DO以外に移植されず、どの移植作も『スパII』だけだった。MD版はSFC版の要素に加えて、スーパーモードなどの追加要素がある。 X68k/TOWNS スーパーストリートファイターII-The New Challengers- スーパーストリートファイターII X AC スーパーストリートファイターIIX -Grand Master Challenge- 『ストII』の実質最終作。『スパII』の時に弄れなかった部分をすべて弄った。スーパーコンボの登場と、拳を極めし者「豪鬼」が話題に。 良 3DO スーパーストリートファイターII X -Grand Master Challenge- 当時唯一の『スパIIX』の移植。ロードが長い欠点がある。全収録曲がアレンジされているが、後の作品では今作がアレンジBGM初出と勘違いされがち。 DC スーパーストリートファイターII X for Matching Service セガダイレクト限定販売。直接移植では唯一CPU性能の豪鬼が使用可能なソフト。スーパーコンボ「瞬獄殺」が使えるバージョンの真・豪鬼も実装。 GBA スーパーストリートファイターIIX リバイバル UIが『ZERO3』に近い雰囲気に変更。やや操作性に難有り。豪鬼はボイスが変更された上で正式にスーパーコンボを使えるようになった。 なし ハイパーストリートファイターII AC ハイパーストリートファイターII -The Anniversary Edition- これまでに稼働した、『ストII』シリーズ全バージョンのキャラクターが使用可能。『ストII』シリーズの総決算であり、ファンサービスの側面もある作品。 良 PS2 ハイパーストリートファイターII ~アニバーサリーエディション~ AC版の移植だが、AC版稼動開始前に発売された。特典として一部修正されたアニメ映画『ストリートファイターII MOVIE』を収録。 ウルトラストリートファイターII Switch ウルトラストリートファイターII -The Final Challengers- シリーズ30周年記念作として、23年ぶりのバージョンアップ。殺意リュウと洗脳ケンが参戦するも、凶悪な性能が問題に。 なし カップリング・オムニバス SS/PS ストリートファイターコレクション 『スパII』『スパIIX』『ZERO2 』を収録。 PS/SS カプコンジェネレーション ~第5集 格闘家たち~ 『ストII』『ストII 』『ストII TURBO』の3作品を収録。 Xb ストリートファイター アニバーサリーコレクション 『ハパII』『III3rd』をカップリング。 PS2 カプコン クラシックス コレクション 『カプコンジェネレーション』シリーズ+6タイトルを収録。 なし PSP カプコン クラシックス コレクション 『カプコンジェネレーション』シリーズ+3タイトルを収録。 なし Switch/PS4/One/Win カプコンアーケードスタジアム 『ストII』『ストII TURBO』『スパIIX』を購入可能。 良 カプコン ファイティング コレクション 『ハパII』『スパズル』『ポケットファイター』+7タイトルを収録。オンライン対応。 ストリートファイターZERO 機種 タイトル 概要 判定 ストリートファイターZERO AC ストリートファイターZERO グラフィックがアニメ調になった。ZEROコンボなど以降の作品にはない独自要素も。『ストI』や『ファイナルファイト』のキャラも参戦。 なし PS/SS ストリートファイターZERO シリーズ初の32BIT機移植。 GBC ストリートファイターALPHA 海外版『ZERO』の移植。遙かに格下スペックのハードへの移植ながら再現度は高い。 ストリートファイターZERO2 AC ストリートファイターZERO2 オリジナルコンボが初登場し、ZEROコンボの撤廃など操作感の変化も大きい。当時では設定的に賛否両論を巻き起こしていた、さくらの初登場作でもある。 良 PS ストリートファイターZERO2 早期移植の為か追加要素はほぼ無し。 SS ストリートファイターZERO2 家庭用特典として新モードや『ALPHA2』『ZERO2ALPHA』からの隠し要素を一部追加。 SFC ストリートファイターZERO2 衝撃の無茶移植。移植度は割と良好だが、ロムメディアなのにロード時間が長い。 AC ストリートファイターZERO2 ALPHA 海外版『ALPHA2』で使用できた「Evil Ryu」を「殺意の波動に目覚めたリュウ」として逆輸入。その他バランス調整、新技・新モード追加。 PS/SS ストリートファイターZERO2 『ZERO2 ALPHA』のマイナーチェンジ移植。『コレクション』収録作の単品販売。ゲームアーカイブス版のみ『コレクション』準拠の3本セット。キャミィが使える。 良 ストリートファイターZERO3 AC ストリートファイターZERO3 ISMシステム・キャラクターの大量追加等、前作から大幅な進化を遂げた。 良 PS/SS ストリートファイターZERO3 家庭用オリジナルモードや、隠しキャラに『ストII』からの復活組の追加など大盤振る舞い。 DC ストリートファイターZERO3サイキョー流道場 AC版に追加要素が収録されている。先行のPS版をさらにパワーアップ。 ストリートファイターZERO3サイキョー流道場 for Matching Service セガダイレクト限定販売。『サイキョー流道場』の通信対戦版。 AC ストリートファイターZERO3↑ DC版『ZERO3』の逆移植。↑は「アッパー」と読む。NAOMI基板のエミュレートによる入力遅延やボスキャラ使用可能等により短命に終わった。 良 GBA ストリートファイターZERO3↑ 『CAPCOM VS. SNK 2』から3人キャラを追加。GBAとは思えないほど移植度は良好。反面、容量不足から音声関連はかなり無茶をしている。 PSP ストリートファイターZERO3↑↑ 読みは「ダブルアッパー」。GBA版をベースにストーリーを追加し、イングリッドが追加参戦。これまでの『ZERO3』の家庭用モードをほぼ全て網羅した集大成。 カップリング・オムニバス Win ストリートファイターZERO ZERO2 シリーズ初のWin版。PS版をベースにカップリング移植。後にそれぞれ単品発売。 SS/PS ストリートファイターコレクション 『スパII』『スパIIX』『ZERO2 』をまとめて収録。こちらも後に単品発売。 PS2 ストリートファイターZERO ファイターズジェネレーション アーケード版『ZERO』シリーズ全作 + αを収録。隠しモードでシリーズを超えた夢の対決『ハイパーストリートファイターZERO』を搭載。 良 ストリートファイターEX 機種 タイトル 概要 判定 ストリートファイターEX AC ストリートファイターEX シリーズの初3D化。でもちゃんとストリートファイターしてます。 良 ストリートファイターEX plus 『EX』のバランス調整版。新キャラも追加されている。 PS ストリートファイターEX plus α 『EX+』のキャラに加えてさくらとダルシムを追加。家庭用独自モードやボーナスゲームも充実した良移植。 ストリートファイターEX plus α 樽 非売品。樽のボーナスゲームのみを単体でピックアップした作品。 参考 ストリートファイターEX2 AC ストリートファイターEX2 カクカクしていたポリゴンが丸くなりました。オリジナルコンボの類似システム、エクセルが導入。一方で既存キャラが大幅に削除。 参考 ストリートファイターEX2 PLUS 『EX2』のバランス調整版。前作のリストラキャラ一部復活・新キャラ追加。 PS ストリートファイターEX2 PLUS AC版で削除されたハヤテが隠しキャラで復帰。トライアルモードもさらに充実。 ストリートファイターEX3 PS2 ストリートファイターEX3 PS2本体と同時発売の家庭用オリジナル作品。タッグバトル・チームバトルを搭載。僅かな製作期間で作られたのかゲームの仕様に問題あり。 参考 ストリートファイターIII 機種 タイトル 概要 判定 ストリートファイターIII AC ストリートファイターIII -NEW GENERATION- キャラクターを一新した新シリーズの第1作だが…。 ストリートファイターIII 2nd AC ストリートファイターIII 2nd IMPACT -GIANT ATTACK- 『ストIII』シリーズの第2作。副題はあのアニメと同じ。 ストリートファイターIII 3rd AC ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future- ブロッキングここに極まれり! 今なお愛される傑作。 良 DC/PS2 ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future- PS3/360 ストリートファイターIII 3rd STRIKE ONLINE EDITION -Fight for the Future- DL専売。オンライン対戦対応。 カップリング DC ストリートファイターIII W IMPACT 『ストIII』『III2nd』をカップリング。 Xb ストリートファイター アニバーサリーコレクション 『ハパII』『III3rd』をカップリング。 ストリートファイターIV 機種 タイトル 概要 判定 ストリートファイターIV AC ストリートファイターIV 10年ぶりの新作。グラフィックが3Dに生まれ変わった。 なし PS3/360/Win ストリートファイターIV アーケード版にキャラクターを8人追加、オンライン対戦にも対応。 スーパーストリートファイターIV PS3/360 スーパーストリートファイターIV 新たにキャラクターが10人追加。オンライン対戦もさらに強化。 なし 3DS スーパーストリートファイターIV 3D EDITION ニンテンドー3DSに移植。3DSのローンチタイトルでもある。いつでもどこでも『スパIV』が楽しめる。 なし スーパーストリートファイターIV アーケードエディション AC スーパーストリートファイターIV アーケードエディション 『スパIV』にキャラを4人追加してアーケードに逆移植。しかし一部キャラの突出した性能が問題に。 なし PS3/360/Win スーパーストリートファイターIV アーケードエディション 無印と違い、アーケード版の純粋な移植になっている。Win版は海外専売だが、日本語対応 日本語OSでもインストール可。 AC スーパーストリートファイターIV アーケードエディション Ver.2012 『AE』で問題となっていたキャラ性能の格差を調整。 PS3/360 スーパーストリートファイターIV アーケードエディション Ver.2012 『AE』を持っていれば無償アップデート可能。 ウルトラストリートファイターIV AC/PS3/360/Win/PS4 ウルトラストリートファイターIV 『ストIV』シリーズの集大成。新たなシステムを実装。参戦キャラは長年に渡りシリーズ最多を誇った44人。 なし ストリートファイターV 機種 タイトル 概要 判定 PS4/Win ストリートファイターV 8年ぶりの発売となるナンバリング作品。シーズン制を採用しておりバランスが頻繁に変わるのが特徴。 良* ストリートファイターV アーケードエディション シーズン3からのバージョン。大ボリュームのアーケードモードが追加され、ボリューム不足は改善。 ストリートファイターV チャンピオン エディション シーズン4終盤からのバージョン。最終的なキャラ数はシリーズ最多の46人に(*1)。 AC ストリートファイターV タイプアーケード CS版から3年を経ての逆移植版。CS版で所有済のコスチューム等を引き継ぎ可能。2024年4月1日に稼働終了。 ストリートファイター6 機種 タイトル 概要 判定 PS5/XSX/PS4/Win ストリートファイター6 7年ぶりの完全新作。REエンジンを採用し、『III3rd』以来のカプコン完全自社開発に。新たに1人用の「ワールドツアー」と、ゲーセンを模したオンラインロビーの「バトルハブ」が登場。従来の格ゲーモードは「ファイティンググラウンド」の名称で収録されている。 良 AC ストリートファイター6 タイプアーケード 実写作品 機種 タイトル 概要 判定 AC ストリートファイター ザ・ムービー タトゥマキゼミャーグのライユーや、目から怪光線を放つサガットが出てくるのはこっち。システムにはかなり手が加えられており、どのシリーズ作とも違ったバランス。 PS/SS ストリートファイター リアルバトル オン フィルム ハラキリで攻撃したり、カミカゼで突っ込んでくるサワダが出てくるのはこっち。見た目とは裏腹に、中身は意外とまとも。EX必殺技の先駆けである「スーパー必殺技」を搭載。 バカゲー カップリング・オムニバス 収録タイトルが各シリーズのみに限定されているものは上記を参照。 ここではシリーズ全般にまたがっているものを挙げている。 機種 タイトル 概要 判定 PS4/One/Switch/Win ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル AC版『I』『II』『ZERO』『III』シリーズから12作品を収録。Switch版は『スパII』のトーナメントモードをハード4台で再現。日本版は「インターナショナル」表記で日本版も収録の計24作品収録。『II TURBO』『IIX』『ZERO3』『III3rd』(それぞれ海外版)はオンライン対応。 良 カプコンアーケード 2ndスタジアム 『ストI』『ZERO』『ZERO2』『ZERO3』『スパズル』『ハパII』『ポケットファイター』を購入可能。 その他 VS.シリーズ/クロスオーバー作品 「ストリートファイター」をタイトルに含む作品のみ記載。その他の作品はCAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズを参照。 機種 タイトル 概要 判定 AC/SS X-MEN VS. STREET FIGHTER 記念すべきVS.シリーズの第1作。『ストリートファイター』のキャラクターが超人級にスケールアップ。ゲーセン関係者からは「『ストII』以降のカプコン対戦格闘ゲームで最もインカム率が高いゲームシリーズ」と言われていた。ただし、ゲームバランスはお手軽永久だらけで世紀末となってしまっている。 なし PS X-MEN VS. STREET FIGHTER EX EDITION 上記の移植版だが、RAM容量不足のため交代システムをなくし、2人目はサポートキャラになるというアレンジ版。独自システムのハイパーキャンセルは、必殺技>HCのみの制限付きで『マブカプ2』で正式に採用されるに至る。 AC/SS MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER プロデューサー曰く「ダッシュ版」で、TV番組のコラボ企画で生まれた「憲磨呂」登場。バランスはそれなりに改善されたがスト側の人選が新鮮味が無い「いつものメンバー」に加え、ギャグ路線色が著しく加速した。 なし PS MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER EX EDITION アレンジ版。「地上で待ってカウンター」ゲー化が進行するが、弱キャラも平均的に戦えるようになりバランスは向上。 Win ストリートファイター オンラインマウスジェネレーション 『ストリートファイター』と銘打っているが『ジャスティス学園』『宇宙刑事ギャバン』『サイボーグ009』の他、香港の作家「金庸」が書いた小説のキャラクターも登場。現在はサービス終了。 執筆禁止 PS3/360/Win/PSV ストリートファイター X 鉄拳 ついに2Dと3Dの共演が実現。バンダイナムコゲームスの3D格闘ゲーム『鉄拳』シリーズとのクロスオーバー格ゲー。しかし両タイトルと一切関係の無いゲストキャラ参戦やシステムの練り込み不足により大きく評価を落とす結果に。 Win STREET FIGHTER X MEGAMAN カプコンUSAの25周年記念で無料配布された、『ストリートファイター』のキャラがボスとして登場する『ロックマン』。 執筆禁止 対戦格ゲー以外のジャンル 機種 タイトル 概要 判定 FC 2010 ストリートファイター 『ストリートファイター』とは名ばかりの硬派なSFアクション。北米版ではストーリーが変更され、主人公が未来のケンという設定に。 良 PS/SS ストリートファイターII ムービー 劇場版『ストII』アニメ映画のアドベンチャーゲーム化。サイボーグを育成しリュウと対決! AC/Win/PS/SS/DC スーパーパズルファイターIIX 2頭身にデフォルメされたキャラが、落ちものパズルで対戦。『ヴァンパイア』や『サイバーボッツ』のキャラも登場。通称「スパズル」 なし PS FEVER4 SANKYO公式パチンコシミュレーション 『スパズル』『ポケファイ』のデザインを使った『ストII』キャラクター総出演のパチンコのTVゲーム版。 Win タイピングファイターII ストIIを元にしたタイピングゲーム。 Win/Mac タイピングファイターII Plus 上記のバージョンアップ版。 PS2 スロッターUPコア7 激闘打!ストリートファイターII 関連作品 機種 タイトル 概要 判定 PS 私立ジャスティス学園 LEGION OF HEROES 『ZERO』からさくらが出演。後に『V』へアキラが登場。 なし PS 3D格闘ツクール 『EX』からスカロマニアが特別出演。 なし AC ファイティングレイヤー 『EX』からアレンとブレアが参戦。 良 PS5/XSX/Switch/PS4/One/Win/Mac/iOS/Android FORTNITE ゲーム内でコラボレーションが行われた。 PS4/AC/Win ファイティングEXレイヤー 『EX』シリーズのアリカキャラが一同に集結。 Switch ファイティングEXレイヤー ANOTHER DASH 『EXレイヤー』のマイナーチェンジ版。無料版あり。 PS4/Switch/AC/Win SNKヒロインズ Tag Team Frenzy 『EXレイヤー』から女体化したスカロマニアが特別出演。 AC/PS4/One/Win 鉄拳7 AC版『Fated Retribution』および家庭用版に豪鬼が参戦。 AC crossbeats REV. アーケードリズムゲーム。『IV』よりリュウのテーマが収録。後のコラボで春麗のテーマや『ウルIV』OP、『V』のテーマも収録。 賛否両論 AC crossbeats REV. SUNRISE 良 PS4/One/Win モンスターハンター ワールド コラボクエストで「リュウ」と「さくら」が登場。 良 Switch/Win モンスターハンターライズ コラボクエストで「豪鬼」が登場。 良 Switch/One/PS4/Win Power Rangers Battle for the Grid 海外版スーパー戦隊シリーズである『パワーレンジャー』の格闘ゲーム。DLCでリュウと春麗が変身した「Crimson Hawk Ranger」「Blue Phoenix Ranger」参戦。 PS5/XSX/PS4/One/Win エグゾプライマル 『6』とのコラボレーションが行われた。 ファイナルファイトシリーズ 第1作『ファイナルファイト』の仮題は『ストリートファイター 89』。世界観を共有し『ZERO』シリーズ以降にキャラクターが多数登場。 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ 『for』にリュウがファイターとして参戦し、朱雀城ステージも登場。『SP』では上記に加えケンがファイターとして参戦し、ガイルもアシスト参戦。 CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズ 上述の格闘ゲーム以外にも多くのタイトルにキャラクターが参戦している。
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今日 - 合計 - タグ 格闘ゲーム スーパーストリートファイターIIの攻略ページ 基本情報 ストーリー 攻略情報 Tips プチ情報 関連動画 参考文献、参考サイト 感想・レビュー 基本情報 SFC スーパーストリートファイター2 (ソフトのみ) 【中古】 スーパーファミコン スーファミ 価格 1,180円 (2023/2/1 06 42時点) 感想(0件) [部分編集] メーカー カプコン ハード スーパーファミコン メガドライブ 発売日 1994年6月25日 1994年6月25日 価格 10,900円(税別) 10,900円(税別) ジャンル 格闘ゲーム プレイ人数 1~2人 1993年稼動の同名のアーケードゲームの移植作品。スーパーファミコン版とメガドライブ版が同日に発売された。 内容は新キャラ4名追加、新技追加、ゲームモード追加と前作から大幅に進化したもの。 大会用にトーナメントモードや総力戦などを実装。 ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] ()内はステージ キャミィ(イングランド) ディジェイ(ジャマイカ) Tホーク(メキシコ) フェイロン(香港) リュウ(日本) ケン(U.S.A.) Eホンダ(日本) 春麗(中国) ブランカ(ブラジル) ザンギエフ(旧ソ連) ガイル(U.S.A.) ダルシム(インド) サガット(タイ) バルログ(スペイン) Mバイソン(U.S.A.) ベガ(タイ) Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2023年10月25日 (水) 01時26分19秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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ストリートファイターII part73-166-168 166 ストリートファイターII sage ▼ 2021/09/03(金) 19 10 58.38 ID 90fwHIKN0 [1回目] ストリートファイターII アーケードでは1991年、SFCでは1992年発売の格闘ゲーム。アーケードとSFCではエンディングがちょっと違う。 スイッチ発売のストリートファイターコレクションのアーケードでプレイ。ひらがなは漢字にしました。 ●リュウ 日本 格闘家 さあ、表彰式だ。 なにいっ、リュウがいない! いったい、どこへ……。 真の格闘家を目指す為、彼は、新たなる戦いを求めて行った…。 ●ケン アメリカ リュウのライバル け~ん! おおイライザ、なぜこんなところに!? あなたを追って来たのよ! イライザ…。 (タキシードとウェディングドレス、結婚式のテーマが流れる。) ●エドモンド本田 日本 力士 どすこ~い どすこ~い。ホンダの猛稽古は、世界一になっても変わらない。 ちゃんこじゃ~。みんな、ちゃんこをくいまくれ。 そしてもっともっと、強くなるんじゃ~。 弟子たちに囲まれ、幸せな本田であった。 ●春麗 中国 女性刑事 (お墓に花を供えて。) お父さん、これで悪の組織は壊滅しましたわ。安らかに眠ってください。 (頭のお団子を外して髪を伸ばす。) もうくよくよしていられないわ。今日から普通の女の子にな~ろうっと! ●ブランカ ブラジル 発電できる怪人 (勝利のポーズをするブランカの下に、女性が駆け寄る。) あ、あなた、もしかして私の子供……!? えっ、あなたは誰ですか? 人違いかしら……? そ、そのブレスレットは!! ジミーの誕生日にあげた…。 おかあさん! ジミー! おかあさん! ジミー! おかあさん! (泣きながら二人が抱き合う。) 167 ストリートファイターII sage ▼ 2021/09/03(金) 19 12 12.27 ID 90fwHIKN0 [2回目] ●ザンギエフ ロシア レスラー (ロシアの大統領がヘリに乗って駆け付ける。) 同志ザンギエフくん。君は、レスリングによる国際交流によく勤めてくれた。 これで私のペレストロイカも、より多くの人々に理解された事だろう。 それでは、いつもの奴をしようではないか! (ザンギエフ、大統領、ボディガード達が揃ってコサックダンス。) 大統領、なかなかやりますな。 はっはっはっ、健康にはこれが一番! さあ~、皆さんご一緒に!! ●ガイル アメリカ 軍人 (ベガの胸ぐらを掴み上げるガイル。) ベガ、俺を忘れたとは言わせないぜ。 …お、お前はガイルか! ふっ、強くなったな、殺しな…。 (そこにガイルの妻と娘が走り寄ってくる。) あなた~、やめて。 …ユリアか…。 あなた、彼を殺してもナッシュは生き返らないわ。 見て、この子はあなたの子よ。もう一度、私達とやり直して。 しかし、俺は君を捨てた…。 お父さん、お母さんは今でもあなたを愛しているのよ。 く……。 (切り替わり、ガイルの自宅。暖炉の前で娘と共にソファーでくつろぐガイル。) お茶が入ったわよ。あなた、どうしたの…。 ん…いや…、長い夢を見ていたようだ。 ●ダルシム インド ヨガ (象に乗って夕日の中を帰郷するダルシム。) これでようやく家に帰れるな。長い戦いだった…。 三年後。 (無ず子と一緒にご飯を食べるダルシム。壁に表彰台の写真が飾られている。) お父さん、あの写真は? あれは昔、父さんがな…。 168 ゲーム好き名無しさん sage ▼ 2021/09/03(金) 19 13 04.46 ID 90fwHIKN0 [3回目] 投下終了。 アメリカのボクサーのバイソン。スペインのかぎ爪のバルログ。 タイのムエタイ王者サガット。悪の総統ベガの四天王はストーリーでは使えない。
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ストリートファイターII part73-166-168 166ストリートファイターIIsage▼2021/09/03(金) 19 10 58.38ID 90fwHIKN0[1回目] ストリートファイターII アーケードでは1991年、SFCでは1992年発売の格闘ゲーム。アーケードとSFCではエンディングがちょっと違う。 スイッチ発売のストリートファイターコレクションのアーケードでプレイ。ひらがなは漢字にしました。 ●リュウ 日本 格闘家 さあ、表彰式だ。 なにいっ、リュウがいない! いったい、どこへ……。 真の格闘家を目指す為、彼は、新たなる戦いを求めて行った…。 ●ケン アメリカ リュウのライバル け~ん! おおイライザ、なぜこんなところに!? あなたを追って来たのよ! イライザ…。 (タキシードとウェディングドレス、結婚式のテーマが流れる。) ●エドモンド本田 日本 力士 どすこ~い どすこ~い。ホンダの猛稽古は、世界一になっても変わらない。 ちゃんこじゃ~。みんな、ちゃんこをくいまくれ。 そしてもっともっと、強くなるんじゃ~。 弟子たちに囲まれ、幸せな本田であった。 ●春麗 中国 女性刑事 (お墓に花を供えて。) お父さん、これで悪の組織は壊滅しましたわ。安らかに眠ってください。 (頭のお団子を外して髪を伸ばす。) もうくよくよしていられないわ。今日から普通の女の子にな~ろうっと! ●ブランカ ブラジル 発電できる怪人 (勝利のポーズをするブランカの下に、女性が駆け寄る。) あ、あなた、もしかして私の子供……!? えっ、あなたは誰ですか? 人違いかしら……? そ、そのブレスレットは!! ジミーの誕生日にあげた…。 おかあさん! ジミー! おかあさん! ジミー! おかあさん! (泣きながら二人が抱き合う。) 167ストリートファイターIIsage▼2021/09/03(金) 19 12 12.27ID 90fwHIKN0[2回目] ●ザンギエフ ロシア レスラー (ロシアの大統領がヘリに乗って駆け付ける。) 同志ザンギエフくん。君は、レスリングによる国際交流によく勤めてくれた。 これで私のペレストロイカも、より多くの人々に理解された事だろう。 それでは、いつもの奴をしようではないか! (ザンギエフ、大統領、ボディガード達が揃ってコサックダンス。) 大統領、なかなかやりますな。 はっはっはっ、健康にはこれが一番! さあ~、皆さんご一緒に!! ●ガイル アメリカ 軍人 (ベガの胸ぐらを掴み上げるガイル。) ベガ、俺を忘れたとは言わせないぜ。 …お、お前はガイルか! ふっ、強くなったな、殺しな…。 (そこにガイルの妻と娘が走り寄ってくる。) あなた~、やめて。 …ユリアか…。 あなた、彼を殺してもナッシュは生き返らないわ。 見て、この子はあなたの子よ。もう一度、私達とやり直して。 しかし、俺は君を捨てた…。 お父さん、お母さんは今でもあなたを愛しているのよ。 く……。 (切り替わり、ガイルの自宅。暖炉の前で娘と共にソファーでくつろぐガイル。) お茶が入ったわよ。あなた、どうしたの…。 ん…いや…、長い夢を見ていたようだ。 ●ダルシム インド ヨガ (象に乗って夕日の中を帰郷するダルシム。) これでようやく家に帰れるな。長い戦いだった…。 三年後。 (無ず子と一緒にご飯を食べるダルシム。壁に表彰台の写真が飾られている。) お父さん、あの写真は? あれは昔、父さんがな…。 168ゲーム好き名無しさんsage▼2021/09/03(金) 19 13 04.46ID 90fwHIKN0[3回目] 投下終了。 アメリカのボクサーのバイソン。スペインのかぎ爪のバルログ。 タイのムエタイ王者サガット。悪の総統ベガの四天王はストーリーでは使えない。
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シーサイドストリート センパ 強さって何か、か…… もちろん、こんな仕事をしてたら 一度は考えることかもしれないけど…… ルークみたいに、それにまっすぐに なれるのは、ちょっとカッコイイよな。 ルークが軍をやめるときに…… 背中を押してくれたのが 空軍のガイル大佐なんだって。 知ってるか?大佐も、その道じゃ知られた 伝説級のファイターなんだ。 会う機会があったら、弟子入りを お願いしてみるのもいいかもな。 君は、別に軍人になろうって ワケじゃないんだろ? だったら、ウチだけにこだわらず、 色んな人の話を聞き、色んな人に教えを請うことだね。 世の中にはいろんな格闘家がいるし、 いろんな立場、いろんな考えの人がいる。 ルークも、そういう人達と交わることを期待して、 君をストリートに送り出したんだと思うぞ。 バックラー社 ペドロ 君は、基礎コースの練習生? ああ、ルークの生徒か。 闘犬みたいなファイターだけど あいつ意外と面倒見がいいんだよな。 先生に向いてるのかも。 地下鉄なら、ビートスクエアに 乗り口があるよ。 地下鉄、ガラの悪いのがいるけど…… これでもずいぶんマシには なったんだよ。 なんせ、昔はガラス割れ放題で なぜか木の樽とか置いてあったからね。 時々、路地裏とかに コンテナが落ちてるよね。 あれ、通販の自動配送コンテナが 道に迷ったやつだよ。 配送側も、ある程度のロスは 織り込み済みだから…… 見つけたら、もらっちゃっても いいって、みんな言ってるね。 バックラー社 ラルフ ここはさ、PMC、 いわゆる民間警備会社ってやつ。 紛争地域に派遣されたり 警備や治安維持の任務が多いけど…… うちには、一般の人に 闘い方の基礎を教えるコースもある。 社長の方針でね。 地域に愛されるPMCを目指してるんだと。 ルークはさ、前はこことは別の PMCで仕事してたらしいね。 アジアのどこかの国の治安維持任務を 請け負ったって言ってたな。 ここの社名の、バックラーってのは 小さな盾のことで…… 上手く使えば、相手の剣を へし折ったりするものらしい。 つまり、そういう「強い盾」てのが 会社のポリシーなんだろうな。